2018年4月9日1時32分に島根県大田市，三瓶山の北約10 km付近でMj = 6.1の地震が発生した。この地域でMj > 6の地震が発生したのは，1978年6月4日のMj = 6.1の地震以来，33年ぶりである。

星印が今回のMj6.1の震央。その南の▲は三瓶山。灰色の丸は1950年から2010年までのMj ≧ 5の地震の震央。白丸は、2011年6月4日に発生したMj5.2の震央。赤丸は2000年～2010年の期間のMj ≧ 1.5の地震の震央。
三瓶山の南東側に島根県から広島県へ延びる地震活動域では、1950年代前半と1970年代後半にMj ≧ 5の地震を伴う活動があったことがわかる。

（文責：京都大学防災研究所 澁谷拓郎）