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うなぎセミナー 11/2

うなぎセミナー 11/2

セミナー等

SEMINARS

更新日:2017.04.10

Updated: 2017.04.10

  • 開催場所:京都大学 防災研究所 本館E-232D
  • Place: 京都大学 防災研究所 本館E-232D
  • 開催日時:2017年11月2日(木) 14時00分~
  • Date and Time: 2017年11月2日(木) 14時00分~

今週のセミナーについて連絡いたします.

**************♦ うなぎセミナーのご案内 (Unagi-seminar) ♦**************

日時:11月2日(木)14:00~16:00
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
   (地震予知研究センター本館セミナー室)

Date and time: 2nd November, 14:00 ~ 16:00
Room: E-232D @ Main building

[発表者(Presenter)]
片上智史(Satoshi KATAKAMI)

[題目(Title)]
Tidal response for shallow tremor and trying to improve shallow tremor depth
浅部低周波微動の潮汐応答性と低周波地震震源決定精度向上の試み(in日向灘)

[要旨(Abstract)]
日向灘において低周波微動の発生が確認された(Yamashita et al., 2015)。 それらのイベントに対して潮汐応答が確認されており、深部とともに浅部の微動にも潮汐応答性があることが確認できた(Katakami et al., 2017)。 また、この海域では近接アレイ観測が上記で確認された微動発生領域で2017年に実施されており、同じような領域でスロー地震の発生が示唆されている。 深部低周波微動の深さ方向の震源決定精度は悪く、現状良い精度で±1kmである(Ohta and Ide, 2013)ため、これらの浅部のイベントの震源深さ精度向上に向けた取り組みを、S-P時間を用いた解析手法(Rocca et al., 2009) を元に紹介する。


[発表者(Presenter)]
津田寛大(Hiroo TSUDA)

[題目(Title)]
山陰地方の下部地殻における地震波速度構造とフィリピン海スラブの形状
Relation between seismic velocity structure in the lower crust beneath the San-in district and configuration of the Philippine Sea Slab

[要旨(Abstract)]
山陰地方では, 日本海沿岸に沿って長大な帯状の地震分布 (山陰地方の地震帯)が見られる. この地震帯の形成は, Iio et al. (2002, 2004)で提案されている内陸地震の発生過程モデルによって説明できると考えた. 下部地殻に局所的な低粘性領域 (weak zone)が存在し, その直上でひずみ・応力が集中し, 内陸地震が発生するというモデルである. このモデルで地震帯の形成を説明できるか検証するために, 地震帯の直下下部地殻にweak zoneが存在するかを地震波走時トモグラフィーによって調べた. その結果, 地震帯直下の下部地殻は低速度であり, 低粘性であることが示唆されるため, モデルを支持する結果であったといえる. さらに, その低速度域を東部と西部に分けて考え, 低速度の要因を考察した. 東部の低速度域は, 高温の寄与が大きいと考えられる一方, 西部は水の存在も低速度の一因であると考えた. 東西でそのような違いがある原因として, 東西でのフィリピン海スラブの形状の違いが重要な要素であると考えた. そこで, 今回の発表では, フィリピン海スラブの形状を推定した先行研究をレビューし, 本研究で得られた速度構造と比較する.


**************♦ 皆 さまのご来聴をお待ちしています ♦**************


-------------------今後の予定(Schedule)----------------------.

11/9(9th Nov.) 伊東,Qwana
11/16 坂上,高橋
11/23 お休み
11/30 植村
12/7 村本
12/21 三宅,安富
1/11 加藤,山村

1/29 修論発表会予行

今週のセミナーについて連絡いたします.

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日時:11月2日(木)14:00~16:00
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
   (地震予知研究センター本館セミナー室)

Date and time: 2nd November, 14:00 ~ 16:00
Room: E-232D @ Main building

[発表者(Presenter)]
片上智史(Satoshi KATAKAMI)

[題目(Title)]
Tidal response for shallow tremor and trying to improve shallow tremor depth
浅部低周波微動の潮汐応答性と低周波地震震源決定精度向上の試み(in日向灘)

[要旨(Abstract)]
日向灘において低周波微動の発生が確認された(Yamashita et al., 2015)。 それらのイベントに対して潮汐応答が確認されており、深部とともに浅部の微動にも潮汐応答性があることが確認できた(Katakami et al., 2017)。 また、この海域では近接アレイ観測が上記で確認された微動発生領域で2017年に実施されており、同じような領域でスロー地震の発生が示唆されている。 深部低周波微動の深さ方向の震源決定精度は悪く、現状良い精度で±1kmである(Ohta and Ide, 2013)ため、これらの浅部のイベントの震源深さ精度向上に向けた取り組みを、S-P時間を用いた解析手法(Rocca et al., 2009) を元に紹介する。


[発表者(Presenter)]
津田寛大(Hiroo TSUDA)

[題目(Title)]
山陰地方の下部地殻における地震波速度構造とフィリピン海スラブの形状
Relation between seismic velocity structure in the lower crust beneath the San-in district and configuration of the Philippine Sea Slab

[要旨(Abstract)]
山陰地方では, 日本海沿岸に沿って長大な帯状の地震分布 (山陰地方の地震帯)が見られる. この地震帯の形成は, Iio et al. (2002, 2004)で提案されている内陸地震の発生過程モデルによって説明できると考えた. 下部地殻に局所的な低粘性領域 (weak zone)が存在し, その直上でひずみ・応力が集中し, 内陸地震が発生するというモデルである. このモデルで地震帯の形成を説明できるか検証するために, 地震帯の直下下部地殻にweak zoneが存在するかを地震波走時トモグラフィーによって調べた. その結果, 地震帯直下の下部地殻は低速度であり, 低粘性であることが示唆されるため, モデルを支持する結果であったといえる. さらに, その低速度域を東部と西部に分けて考え, 低速度の要因を考察した. 東部の低速度域は, 高温の寄与が大きいと考えられる一方, 西部は水の存在も低速度の一因であると考えた. 東西でそのような違いがある原因として, 東西でのフィリピン海スラブの形状の違いが重要な要素であると考えた. そこで, 今回の発表では, フィリピン海スラブの形状を推定した先行研究をレビューし, 本研究で得られた速度構造と比較する.


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11/9(9th Nov.) 伊東,Qwana
11/16 坂上,高橋
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© Research Center for Earthquake Hazards.

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