更新日:2016.04.12
Updated: 2016.04.12
今週のうなぎセミナーについてご案内いたします。
**************♦ うなぎセミナーのご案内 ♦**************
日時:11月17日(木)14:00~16:00
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
(地震予知研究センター本館セミナー室)
まずはじめに上山さんが前回セミナーの質問サマリーについて講演し、次に伊東さんが下記の内容で講演いたします。
[発表者]
伊東 優治
[題目]
2003年十勝沖地震の地震時変位・余効変動のモデル化に向けた取り組み
[要旨]
2003年十勝沖地震(Mw 8.0)の余効変動は2011年東北沖地震の前までを考えても7年半程度GNSSで稠密観測されており,M8級地震の発生から数年にわたるプレート間相互作用を調べる上で重要な情報を含んでいる.余効変動のメカニズムは主に余効すべりと粘弾性緩和であるとされており,このうち余効すべりのモデル化が地震後のプレート間相互作用の解明の上で重要である.ただし観測されたデータには粘弾性緩和が含まれているため,その影響を評価することが重要となる.そこで,発表者はこれまで地震から1~7年後のデータを用いて余効すべりと粘弾性緩和の特徴を調べ,粘弾性緩和を特徴づける粘弾性構造のパラメータの推定を行った[Itoh and Nishimura 2016, EPS].その際,余効すべりの空間パターンが7年後まで変化しないという仮定を置いたところ,地震時すべりよりも深い側では余効すべりの空間パターンが変化したことが示唆された.
そこで,2003年十勝沖地震の地震時すべりとその後のプレート間相互作用の時空間変化を,それらによる粘弾性緩和の影響を考慮して推定することに現在取り組んでいる.発表では現状と方針について紹介する.
**************♦ 皆さまのご来聴をお待ちしています ♦**************
今後の予定
11月17日:伊東
11月24日:津田・篠島僚平(名古屋大)
12月1日:片上
12月8日:石田
12月22日:植村・村本
1月12日:高橋
1月19日:教員
1月30日・31日:修論予行
今週のうなぎセミナーについてご案内いたします。
**************♦ うなぎセミナーのご案内 ♦**************
日時:11月17日(木)14:00~16:00
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
(地震予知研究センター本館セミナー室)
まずはじめに上山さんが前回セミナーの質問サマリーについて講演し、次に伊東さんが下記の内容で講演いたします。
[発表者]
伊東 優治
[題目]
2003年十勝沖地震の地震時変位・余効変動のモデル化に向けた取り組み
[要旨]
2003年十勝沖地震(Mw 8.0)の余効変動は2011年東北沖地震の前までを考えても7年半程度GNSSで稠密観測されており,M8級地震の発生から数年にわたるプレート間相互作用を調べる上で重要な情報を含んでいる.余効変動のメカニズムは主に余効すべりと粘弾性緩和であるとされており,このうち余効すべりのモデル化が地震後のプレート間相互作用の解明の上で重要である.ただし観測されたデータには粘弾性緩和が含まれているため,その影響を評価することが重要となる.そこで,発表者はこれまで地震から1~7年後のデータを用いて余効すべりと粘弾性緩和の特徴を調べ,粘弾性緩和を特徴づける粘弾性構造のパラメータの推定を行った[Itoh and Nishimura 2016, EPS].その際,余効すべりの空間パターンが7年後まで変化しないという仮定を置いたところ,地震時すべりよりも深い側では余効すべりの空間パターンが変化したことが示唆された.
そこで,2003年十勝沖地震の地震時すべりとその後のプレート間相互作用の時空間変化を,それらによる粘弾性緩和の影響を考慮して推定することに現在取り組んでいる.発表では現状と方針について紹介する.
**************♦ 皆さまのご来聴をお待ちしています ♦**************
今後の予定
11月17日:伊東
11月24日:津田・篠島僚平(名古屋大)
12月1日:片上
12月8日:石田
12月22日:植村・村本
1月12日:高橋
1月19日:教員
1月30日・31日:修論予行
© Research Center for Earthquake Hazards.
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