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うなぎセミナー 12/19

うなぎセミナー 12/19

セミナー等

SEMINARS

更新日:2019.04.10

Updated: 2019.04.10

  • 開催場所:京都大学 防災研究所 本館E-232D
  • Place: 京都大学 防災研究所 本館E-232D
  • 開催日時:2019年12月19日(木) 14時00分~
  • Date and Time: 2019年12月19日(木) 14時00分~

今週のうなぎセミナーについてお知らせいたします。

Here is information of the Unagi-seminar(19 December).

************** うなぎセミナーのご案内 (Unagi-seminar) **************

科目:地震学ゼミナールIV(修士・博士)
日時:12月19日(木)14:00~
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
   (地震予知研究センター本館セミナー室)

Date and time: Dec. 19, 14:00 ~
Room: E-232D @ Main building
Map: http://www.uji.kyoto-u.ac.jp/campus/map.html

====

[発表者1 (Presenter1)]
植村美優(Uemura Miyuu)​​​

[題目 (title)]
スロースリップを模した二軸摩擦試験における弾性波の時間変化
Temporal variations of elastic wave during a biaxial friction experiments simulated slow slip event

[要旨 (Abstract)]
数十年前、沈み込み帯でスロー地震の一種であるスロースリップ(Slow Slip Event: SSE)が発見された。その後、SSEを含むスロー地震を観測するために観測網が急速に発達し、世界十数か所の沈み込み帯でSSEが検出されてきた。さらに、SSEの発生領域やメカニズムなどを解明するため、観測記録を用いた解析とSSEを模した室内実験の両面から研究が行われてきた(例えばObara and Kato (2016)、Scuderi et al. (2016))。しかしながら、SSEの発生に関して解明されていないことは未だ多い。本研究では、SSE中の断層帯の構造変化を明らかにするため、二軸摩擦試験機によるSSEの再現実験を行った。実験では、断層帯と仮定したガウジ層をブロック間に設け、ブロックとガウジ層を貫くように弾性波を断続的に入射し透過波と反射波を観測した。今発表では、両波の時間変化からSSE中の構造変化を考察する。​


[発表者2 (Presenter2)]
加藤慎也 (Shinya Katoh)

[題目 (title)]
近畿地方中北部におけるコーダ波減衰解析
Coda attenuation analysis in the northern Kinki district, southwestern Japan

[要旨 (Abstract)]
本研究では、近畿地方で2009年から2013年の間に満点観測網で観測されたM1.5以上の地震波形を用いて、この地域の地震波減衰特性を推定した。Single Isotropic Scattering model(Sato., 1997)を仮定し、観測された波形ごとのcodaQを1-2, 2-4, 4-8, 8-16, 16-32Hz周波数帯ごとに推定した。そして、この値を震央と観測点の中点にプロットすることでcodaQの空間分布を求めた。その結果、先行研究(Katoh et al., 2018)で報告されているreflectorの位置と対応するように減衰が強い領域が推定された。本発表では、この減衰が強い領域の要因とreflectorとの対応について議論する。


今後の発表スケジュールは下記の通りです。​

====

今後の予定​​
12月26日:水戸川(D2),大柳(D1)​​
1月9日:PLATA MARTINEZ Raymundo Omar(D2), FARAZI Atikul Haque(M1)​​
1月16日:栗原(M1),野田(M1)​​
1月23日:森(M1),岡田(M1)​​

今週のうなぎセミナーについてお知らせいたします。

Here is information of the Unagi-seminar(19 December).

************** うなぎセミナーのご案内 (Unagi-seminar) **************

科目:地震学ゼミナールIV(修士・博士)
日時:12月19日(木)14:00~
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
   (地震予知研究センター本館セミナー室)

Date and time: Dec. 19, 14:00 ~
Room: E-232D @ Main building
Map: http://www.uji.kyoto-u.ac.jp/campus/map.html

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[発表者1 (Presenter1)]
植村美優(Uemura Miyuu)​​​

[題目 (title)]
スロースリップを模した二軸摩擦試験における弾性波の時間変化
Temporal variations of elastic wave during a biaxial friction experiments simulated slow slip event

[要旨 (Abstract)]
数十年前、沈み込み帯でスロー地震の一種であるスロースリップ(Slow Slip Event: SSE)が発見された。その後、SSEを含むスロー地震を観測するために観測網が急速に発達し、世界十数か所の沈み込み帯でSSEが検出されてきた。さらに、SSEの発生領域やメカニズムなどを解明するため、観測記録を用いた解析とSSEを模した室内実験の両面から研究が行われてきた(例えばObara and Kato (2016)、Scuderi et al. (2016))。しかしながら、SSEの発生に関して解明されていないことは未だ多い。本研究では、SSE中の断層帯の構造変化を明らかにするため、二軸摩擦試験機によるSSEの再現実験を行った。実験では、断層帯と仮定したガウジ層をブロック間に設け、ブロックとガウジ層を貫くように弾性波を断続的に入射し透過波と反射波を観測した。今発表では、両波の時間変化からSSE中の構造変化を考察する。​


[発表者2 (Presenter2)]
加藤慎也 (Shinya Katoh)

[題目 (title)]
近畿地方中北部におけるコーダ波減衰解析
Coda attenuation analysis in the northern Kinki district, southwestern Japan

[要旨 (Abstract)]
本研究では、近畿地方で2009年から2013年の間に満点観測網で観測されたM1.5以上の地震波形を用いて、この地域の地震波減衰特性を推定した。Single Isotropic Scattering model(Sato., 1997)を仮定し、観測された波形ごとのcodaQを1-2, 2-4, 4-8, 8-16, 16-32Hz周波数帯ごとに推定した。そして、この値を震央と観測点の中点にプロットすることでcodaQの空間分布を求めた。その結果、先行研究(Katoh et al., 2018)で報告されているreflectorの位置と対応するように減衰が強い領域が推定された。本発表では、この減衰が強い領域の要因とreflectorとの対応について議論する。


今後の発表スケジュールは下記の通りです。​

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今後の予定​​
12月26日:水戸川(D2),大柳(D1)​​
1月9日:PLATA MARTINEZ Raymundo Omar(D2), FARAZI Atikul Haque(M1)​​
1月16日:栗原(M1),野田(M1)​​
1月23日:森(M1),岡田(M1)​​

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© Research Center for Earthquake Hazards.

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