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うなぎセミナー 12/21

うなぎセミナー 12/21

セミナー等

SEMINARS

更新日:2017.04.10

Updated: 2017.04.10

  • 開催場所:京都大学 防災研究所 本館E-232D
  • Place: 京都大学 防災研究所 本館E-232D
  • 開催日時:2017年12月21日(木) 14時00分~
  • Date and Time: 2017年12月21日(木) 14時00分~

今週のセミナーについて連絡いたします.

**************♦ うなぎセミナーのご案内 (Unagi-seminar) ♦**************

日時:12月21日(木)14:00~16:00
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
   (地震予知研究センター本館セミナー室)

Date and time: 21st December, 14:00 ~ 16:00
Room: E-232D @ Main building

[発表者(Presenter)]
三宅雄紀

[題目(Title)]
深部で地震活動がなくなる原因はなぜ?
Why does seismicity disappear at depth?

[要旨(Abstract)]
地殻浅部では地震性領域が、深部では非地震性領域があることが知られている。また、このような遷移領域ではSSEが起こると考えられている。地震性から非地震性に挙動を変化させる原因として、2つの可能性が考えられる。一つは、断層面での摩擦特性の変化、もう一つは、媒質の粘弾性の変化である。摩擦特性の変化による地震性非地震性の遷移ではSSEが起こることが数値シミュレーションによって分かっている。しかし、粘弾性の変化については十分に調べられていない。
したがって、本研究では、粘弾性の変化による地震性非地震性の遷移でSSEが起こるかどうかを調べるため、弾性体での地震サイクルシミュレーション手法の一つであるLapusta et al. [2000]に粘弾性による応力緩和効果を実装した。
その結果、粘弾性の変化による地震性非地震性の遷移では、SSEが増加する現象は確認されなかった。
実際の地震性非地震性の遷移でSSEが起こるとするならば、この遷移は、摩擦特性の変化によって生み出されていることを示唆している。

====

[発表者(Presenter)]
安富達就

[題目(Title)]
超震源至近距離観測された動的歪データを用いたオークニーM5.5地震震源過程解析
Inversion of M5.5 Orkney earthquake using strainmeters at very close distance

[要旨(Abstract)]
20世紀初頭ヨハネスブルグの農地で偶然金が発見されて以降、今日まで金採掘は南アフリカの根幹を支える大産業であり続けている。この国に多くの富をもたらした金だが、その採掘過程で地中の応力を変化させ地震を誘発するとゆう問題も抱えている。各鉱山には安全採掘のため地震計の設置が義務づけられており、地震の至近距離観測、地震発生域の直接応力測定とゆう科学的側面からも興味深い場所である。
2014年8月5日オークニー市のモアプ鉱山直下で南ア金採掘史上最大規模のM5.5の地震が発生した。一般的に鉱山で誘発される地震は正断層型の地震だが、M5.5はCMT解は95%の横ずれだった。
鉱山の地下3kmに埋設されていた歪計はM5.5の地震を推定断層面から100mオーダーの至近距離で観測した。サンプリング周波数100Hzで動的にレコーディングされた歪記録を地震計の用に使用して、震源過程解析を行う。得られたすべり分布には余震分布と相関があるように見られる。


**************♦ 皆さまのご来聴をお待ちしています ♦**************


-------------------今後の予定(Schedule)----------------------.

1/11 加藤,山村
1/25 Cuong

1/29 修論発表会予行

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   (地震予知研究センター本館セミナー室)

Date and time: 21st December, 14:00 ~ 16:00
Room: E-232D @ Main building

[発表者(Presenter)]
三宅雄紀

[題目(Title)]
深部で地震活動がなくなる原因はなぜ?
Why does seismicity disappear at depth?

[要旨(Abstract)]
地殻浅部では地震性領域が、深部では非地震性領域があることが知られている。また、このような遷移領域ではSSEが起こると考えられている。地震性から非地震性に挙動を変化させる原因として、2つの可能性が考えられる。一つは、断層面での摩擦特性の変化、もう一つは、媒質の粘弾性の変化である。摩擦特性の変化による地震性非地震性の遷移ではSSEが起こることが数値シミュレーションによって分かっている。しかし、粘弾性の変化については十分に調べられていない。
したがって、本研究では、粘弾性の変化による地震性非地震性の遷移でSSEが起こるかどうかを調べるため、弾性体での地震サイクルシミュレーション手法の一つであるLapusta et al. [2000]に粘弾性による応力緩和効果を実装した。
その結果、粘弾性の変化による地震性非地震性の遷移では、SSEが増加する現象は確認されなかった。
実際の地震性非地震性の遷移でSSEが起こるとするならば、この遷移は、摩擦特性の変化によって生み出されていることを示唆している。

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[発表者(Presenter)]
安富達就

[題目(Title)]
超震源至近距離観測された動的歪データを用いたオークニーM5.5地震震源過程解析
Inversion of M5.5 Orkney earthquake using strainmeters at very close distance

[要旨(Abstract)]
20世紀初頭ヨハネスブルグの農地で偶然金が発見されて以降、今日まで金採掘は南アフリカの根幹を支える大産業であり続けている。この国に多くの富をもたらした金だが、その採掘過程で地中の応力を変化させ地震を誘発するとゆう問題も抱えている。各鉱山には安全採掘のため地震計の設置が義務づけられており、地震の至近距離観測、地震発生域の直接応力測定とゆう科学的側面からも興味深い場所である。
2014年8月5日オークニー市のモアプ鉱山直下で南ア金採掘史上最大規模のM5.5の地震が発生した。一般的に鉱山で誘発される地震は正断層型の地震だが、M5.5はCMT解は95%の横ずれだった。
鉱山の地下3kmに埋設されていた歪計はM5.5の地震を推定断層面から100mオーダーの至近距離で観測した。サンプリング周波数100Hzで動的にレコーディングされた歪記録を地震計の用に使用して、震源過程解析を行う。得られたすべり分布には余震分布と相関があるように見られる。


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© Research Center for Earthquake Hazards.

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