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うなぎセミナー 12/22

うなぎセミナー 12/22

セミナー等

SEMINARS

更新日:2022.04.13

Updated: 2022.04.13

  • 開催場所:京都大学 防災研究所 本館E-232D または オンライン(Zoom)
  • Place: 京都大学 防災研究所 本館E-232D または オンライン(Zoom)
  • 開催日時:2022年12月22日(木) 14時00分~
  • Date and Time: 2022年12月22日(木) 14時00分~

今週のうなぎセミナーについてお知らせいたします。

Here is information of the Unagi-seminar(December, 22).

************** Seminar on Seismology IV B, D /地震学ゼミナールIV B, D (Unagi Seminar) **************

科目:地震学ゼミナールIV B, D / Seminar on Seismology IV B, D(修士・博士)
日時:2022年 12月 22日 (木) 14:00~
場所:京都大学 防災研究所 本館E-232D または オンライン(Zoom)

Date and Time:2022-12-22, 14:00~
Place:Uji Campus Main Building E232D or Zoom (Hybrid)

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Speaker 1:松尾 凌 (Ryo MATSUO)

Title(題目):遠地誘発地震(動的誘発地震)の発生条件のn値による定量的評価

Abstract(要旨):
地震の遠地誘発(動的誘発)とは、比較的大規模な地震による表面波などが遠隔地で応力を乱して伝播することによって地震を誘発する自然現象のことであり、そのメカニズムは十分に解明されていない。また、遠地誘発(動的誘発)に関する数多くの定性的な研究がなされてきたが、定量的な研究はあまりなされていない。 南カリフォルニア地域の事例 (Miyazawa et al. ,2021)では、誘発のされやすさを表すn値を使ってカリフォルニア地域の地震活動の変化を定量的に評価していたが、本研究ではそのn値による定量的な評価を2020年の日本列島全体に適応し、最終的には遠地誘発(動的誘発)の予知・予測に役立てることを目指す。


Speaker 2:小出 鯉太朗 (Koitaro KOIDE)

Title(題目):断層の作る直感的でない地表面変位と地形発達への影響

Abstract (要旨):
断層が作る変形には直感的でないものがある。例えば、岡田 (2003) は半無限弾性媒質において、逆断層運動が起こった際に、下盤側に沈降が生じずに上盤と共に幅広く隆起する場合があることを示した。また、越後平野は新潟神戸歪み集中帯と知られる顕著な短縮場に位置するが、非常に厚い堆積層が発達し長期的に沈降している。地殻が短縮した場合には隆起が生じるのが当然と考えられるため、このような大規模な沈降運動も直感的には理解できない (飯尾, 2009)。また、飛騨山脈では東側に地形に松本盆地などの地形の境界がみられる。それにもかかわらず東麓には東傾斜の逆断層はなく、これも非直感的な地形発達である(池田, 1990; 原山ほか, 2003)。これらの問題の理解を目指して、弾性-粘弾性の2層構造の場合について逆断層が作る地表面変位の計算を行った。さらにいくつかの地表面変位について説明を試みたので紹介する。

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今週のうなぎセミナーについてお知らせいたします。

Here is information of the Unagi-seminar(December, 22).

************** Seminar on Seismology IV B, D /地震学ゼミナールIV B, D (Unagi Seminar) **************

科目:地震学ゼミナールIV B, D / Seminar on Seismology IV B, D(修士・博士)
日時:2022年 12月 22日 (木) 14:00~
場所:京都大学 防災研究所 本館E-232D または オンライン(Zoom)

Date and Time:2022-12-22, 14:00~
Place:Uji Campus Main Building E232D or Zoom (Hybrid)

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Speaker 1:松尾 凌 (Ryo MATSUO)

Title(題目):遠地誘発地震(動的誘発地震)の発生条件のn値による定量的評価

Abstract(要旨):
地震の遠地誘発(動的誘発)とは、比較的大規模な地震による表面波などが遠隔地で応力を乱して伝播することによって地震を誘発する自然現象のことであり、そのメカニズムは十分に解明されていない。また、遠地誘発(動的誘発)に関する数多くの定性的な研究がなされてきたが、定量的な研究はあまりなされていない。 南カリフォルニア地域の事例 (Miyazawa et al. ,2021)では、誘発のされやすさを表すn値を使ってカリフォルニア地域の地震活動の変化を定量的に評価していたが、本研究ではそのn値による定量的な評価を2020年の日本列島全体に適応し、最終的には遠地誘発(動的誘発)の予知・予測に役立てることを目指す。


Speaker 2:小出 鯉太朗 (Koitaro KOIDE)

Title(題目):断層の作る直感的でない地表面変位と地形発達への影響

Abstract (要旨):
断層が作る変形には直感的でないものがある。例えば、岡田 (2003) は半無限弾性媒質において、逆断層運動が起こった際に、下盤側に沈降が生じずに上盤と共に幅広く隆起する場合があることを示した。また、越後平野は新潟神戸歪み集中帯と知られる顕著な短縮場に位置するが、非常に厚い堆積層が発達し長期的に沈降している。地殻が短縮した場合には隆起が生じるのが当然と考えられるため、このような大規模な沈降運動も直感的には理解できない (飯尾, 2009)。また、飛騨山脈では東側に地形に松本盆地などの地形の境界がみられる。それにもかかわらず東麓には東傾斜の逆断層はなく、これも非直感的な地形発達である(池田, 1990; 原山ほか, 2003)。これらの問題の理解を目指して、弾性-粘弾性の2層構造の場合について逆断層が作る地表面変位の計算を行った。さらにいくつかの地表面変位について説明を試みたので紹介する。

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© Research Center for Earthquake Hazards.

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