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うなぎセミナー 6/27

うなぎセミナー 6/27

セミナー等

SEMINARS

更新日:2024.04.18

Updated: 2024.04.18

  • 開催場所:京都大学 防災研究所 本館E-232D
  • Place: 京都大学 防災研究所 本館E-232D
  • 開催日時:2024年6月27日(木) 13時30分~
  • Date and Time: 2024年6月27日(木) 13時30分~

今週のうなぎセミナーについてお知らせいたします。

Here is information of the Unagi-seminar(June, 27).


************** Seminar on Seismology IV A, C /地震学ゼミナールIV A, C (Unagi Seminar) **************

科目:地震学ゼミナールIV A, C / Seminar on Seismology IV A, C(修士・博士)
日時:2024年 6月 27日 (木) 13:30~
場所:京都大学 防災研究所 本館E-232D

Date and Time:2024-06-27, 13:30~
Place:Uji Campus Main Building E232D

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Speaker(発表者): Ryo Yoshimura

Title(題目):
房総半島沖における群発地震検出と小規模なスロースリップとの関連の調査

Abstract(要旨):
 明確な本震を伴わない地震発生レートの増加を群発地震と呼ぶ(e.g., Mogi, 1963)。群発地震は、火山活動が活発な地域や沈み込み帯、トランスフォーム断層など、陸海域問わず様々な場所で発生する。群発地震は、地殻流体の移動やスロースリップイベント(SSE)等の過渡的な非地震性現象によって引き起こされるとされている(e.g., Nishikawa & Nishimura, 2023)。近年、非地震性現象に関する研究が大きく進展している。例えば日本周辺では、沈み込み帯でのスロー地震の網羅的検出が進み、内陸でもスロー地震が検出され、全国的に詳細な分布が明らかになりつつある。一方で、大量に検出されたスロー地震と地震活動の関係性は十分にはわかっておらず、群発地震活動の検出と、それらとスロー地震をはじめとする非地震性現象の活動の詳細な比較を行うことが重要である。
 そこで、本研究は、Okutani & Ide(2011)によって改良された ETASモデル(Ogata, 1988)と赤池情報量規準(AIC; Akaike, 1974)に基づく新たな群発地震検出手法を用いて、スロースリップに伴う群発地震活動の発生が知られている相模トラフ房総半島沖において、群発地震活動の検出と小規模なスロースリップとの関連の調査を行った。解析の結果、11系列の群発地震活動が検出され、うち2系列は、2002年と2007年のスロースリップに伴う既知の群発地震活動に対応した。そして、残りの9系列のうち3系列は、相模トラフでのより小規模なSSE(Nishimura, 2021)と同時期に発生していた。
 本発表では、解析に用いた手法と解析結果の詳細を紹介する。

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今週のうなぎセミナーについてお知らせいたします。

Here is information of the Unagi-seminar(June, 27).


************** Seminar on Seismology IV A, C /地震学ゼミナールIV A, C (Unagi Seminar) **************

科目:地震学ゼミナールIV A, C / Seminar on Seismology IV A, C(修士・博士)
日時:2024年 6月 27日 (木) 13:30~
場所:京都大学 防災研究所 本館E-232D

Date and Time:2024-06-27, 13:30~
Place:Uji Campus Main Building E232D

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Speaker(発表者): Ryo Yoshimura

Title(題目):
房総半島沖における群発地震検出と小規模なスロースリップとの関連の調査

Abstract(要旨):
 明確な本震を伴わない地震発生レートの増加を群発地震と呼ぶ(e.g., Mogi, 1963)。群発地震は、火山活動が活発な地域や沈み込み帯、トランスフォーム断層など、陸海域問わず様々な場所で発生する。群発地震は、地殻流体の移動やスロースリップイベント(SSE)等の過渡的な非地震性現象によって引き起こされるとされている(e.g., Nishikawa & Nishimura, 2023)。近年、非地震性現象に関する研究が大きく進展している。例えば日本周辺では、沈み込み帯でのスロー地震の網羅的検出が進み、内陸でもスロー地震が検出され、全国的に詳細な分布が明らかになりつつある。一方で、大量に検出されたスロー地震と地震活動の関係性は十分にはわかっておらず、群発地震活動の検出と、それらとスロー地震をはじめとする非地震性現象の活動の詳細な比較を行うことが重要である。
 そこで、本研究は、Okutani & Ide(2011)によって改良された ETASモデル(Ogata, 1988)と赤池情報量規準(AIC; Akaike, 1974)に基づく新たな群発地震検出手法を用いて、スロースリップに伴う群発地震活動の発生が知られている相模トラフ房総半島沖において、群発地震活動の検出と小規模なスロースリップとの関連の調査を行った。解析の結果、11系列の群発地震活動が検出され、うち2系列は、2002年と2007年のスロースリップに伴う既知の群発地震活動に対応した。そして、残りの9系列のうち3系列は、相模トラフでのより小規模なSSE(Nishimura, 2021)と同時期に発生していた。
 本発表では、解析に用いた手法と解析結果の詳細を紹介する。

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© Research Center for Earthquake Hazards.

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