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うなぎセミナー 4/21

うなぎセミナー 4/21

セミナー等

SEMINARS

更新日:2016.04.12

Updated: 2016.04.12

  • 開催場所:京都大学 防災研究所 本館E-232D
  • Place: 京都大学 防災研究所 本館E-232D
  • 開催日時:2016年4月21日(木) 14時00分~
  • Date and Time: 2016年4月21日(木) 14時00分~

今週のうなぎセミナーのご案内です。

**************♦ うなぎセミナーのご案内 ♦**************

日時:4月21日(木)14:00〜
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
   (地震予知研究センター本館セミナー室)

[担当]:村本智也
[題目]:日向灘における浅部超低周波地震の検出(The detection of shallow very low frequency earthquake in Hyuga-nada)

[要旨]
将来発生か?予想されている南海トラフ沿いの巨大海溝型地震の想定震源域西端部て?ある日向灘において浅部超低周波地震を正確に検出することか?本研究の目的て?ある。
本研究て?の解析は、Asano et al. [2014]て?解析か?行われた日向灘周辺の地域において 2006 年 8 月 22 日~2006 年 9 月 30 日まて?の 40 日間て?行った。 2006 年 8 月末から 9 月にかけて、活発な微動活動がATMOS(微動自動モニタリンク?システム) によって確認されており、SSE によって励起されて VLF と微動か?発生していると仮定し、微動か?群発している期間とその前後の期間において解析を行った。観測波形テ?ータは西日本における 21 点の F-net 観測点のものを使用した。解析の結果、数多くの VLF か?日向灘において検出された。8月 28 日~9 月 23 日の期間て? VLF の活動か?活発化しているという様子か?確認て?き、これはこの期間て?発生している SSE によって VLFか?励起されて発生していることを示す結果て?ある。一方て?、豊後水道で発生している微動の活動か?活発化している時期と 本研究で検出されたVLF の活動か?活発化している時期は必す?しも一致しなかった。また、九州・ハ?ラオ海嶺の外縁部にあたる地域て?は浅部 VLF か?検出されないという結果になった。  これはフ?レート境界における摩擦力か?深度によって異なる挙動を示していることを示す結果て?ある。これらの結果は、これまて?知られていないようなスロースリッフ?イヘ?ントか?発生しており、それに伴って浅部 VLF か?発生している可能性を示唆する。VLF の検出を通して SSE の発生しているおおまかな期間と場所を把握し、より詳細な SSE の検出を行っていくことか?今後期待される。


[担当]:植村美優
[題目]:常時微動を用いた地震波干渉法による震源断層近傍の地震波速度変化の検出可能性(Detectability of temporal variation in seismic velocity around an earthquake source fault, using a seismic interferometry)

[要旨]
 岩石試料を用いた先行実験において,地震のようなせん断破壊に先行して試料内を透過した弾性波の速度が遅くなったという結果が得られている(Yoshioka and Sakaguchi(2006)).一方,自然地震については,地震波干渉法を用いた先行研究において,2004年新潟県中越地震(Mw6.6)の発生後に数十分の一%の速度低下が検出されている(Welger et al.(2009)).しかしながら,大地震の前後の変化は他の先行研究でも捉えられているものの,大地震前の変化は捉えられていない.これは,弾性波の透過してきた距離に応じて高周波ほど減衰するという性質によって速度変化を捉えられてないためであると考えられる.そこで本研究では,他の先行研究が20km以上離れた観測点を使っているのに対して,観測点間が約7.3kmという近い距離に置かれた2観測点を用いることで,室内実験で観測されたような大地震前の変化を捉えられるか否かを検討することを目的とし,長野県神城断層地震をターゲットとして神城断層を挟むように設置された2観測点の常時微動の観測データを用いて地震波干渉法による解析を行った.人間活動由来の微動や脈動の季節変動の影響を排除するため,季節や時間帯に着目してデータ・セレクションを行った上で解析を行ったところ,長野県神城断層地震の前に10%程度の速度上昇と速度低下は検出されたものの,長野県神城断層地震に伴う速度変化は検出されず,2観測点間の距離(約7.3km)と断層の厚さを考えるとこの速度変化が非常に大きいことから,この変化は地震前の変化によるものではないと考えられる.


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連絡事項
4月28日は安全講習会のためセミナーはありません。


**************♦ 皆 さまのご来聴をお待ちしています ♦**************

今週のうなぎセミナーのご案内です。

**************♦ うなぎセミナーのご案内 ♦**************

日時:4月21日(木)14:00〜
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
   (地震予知研究センター本館セミナー室)

[担当]:村本智也
[題目]:日向灘における浅部超低周波地震の検出(The detection of shallow very low frequency earthquake in Hyuga-nada)

[要旨]
将来発生か?予想されている南海トラフ沿いの巨大海溝型地震の想定震源域西端部て?ある日向灘において浅部超低周波地震を正確に検出することか?本研究の目的て?ある。
本研究て?の解析は、Asano et al. [2014]て?解析か?行われた日向灘周辺の地域において 2006 年 8 月 22 日~2006 年 9 月 30 日まて?の 40 日間て?行った。 2006 年 8 月末から 9 月にかけて、活発な微動活動がATMOS(微動自動モニタリンク?システム) によって確認されており、SSE によって励起されて VLF と微動か?発生していると仮定し、微動か?群発している期間とその前後の期間において解析を行った。観測波形テ?ータは西日本における 21 点の F-net 観測点のものを使用した。解析の結果、数多くの VLF か?日向灘において検出された。8月 28 日~9 月 23 日の期間て? VLF の活動か?活発化しているという様子か?確認て?き、これはこの期間て?発生している SSE によって VLFか?励起されて発生していることを示す結果て?ある。一方て?、豊後水道で発生している微動の活動か?活発化している時期と 本研究で検出されたVLF の活動か?活発化している時期は必す?しも一致しなかった。また、九州・ハ?ラオ海嶺の外縁部にあたる地域て?は浅部 VLF か?検出されないという結果になった。  これはフ?レート境界における摩擦力か?深度によって異なる挙動を示していることを示す結果て?ある。これらの結果は、これまて?知られていないようなスロースリッフ?イヘ?ントか?発生しており、それに伴って浅部 VLF か?発生している可能性を示唆する。VLF の検出を通して SSE の発生しているおおまかな期間と場所を把握し、より詳細な SSE の検出を行っていくことか?今後期待される。


[担当]:植村美優
[題目]:常時微動を用いた地震波干渉法による震源断層近傍の地震波速度変化の検出可能性(Detectability of temporal variation in seismic velocity around an earthquake source fault, using a seismic interferometry)

[要旨]
 岩石試料を用いた先行実験において,地震のようなせん断破壊に先行して試料内を透過した弾性波の速度が遅くなったという結果が得られている(Yoshioka and Sakaguchi(2006)).一方,自然地震については,地震波干渉法を用いた先行研究において,2004年新潟県中越地震(Mw6.6)の発生後に数十分の一%の速度低下が検出されている(Welger et al.(2009)).しかしながら,大地震の前後の変化は他の先行研究でも捉えられているものの,大地震前の変化は捉えられていない.これは,弾性波の透過してきた距離に応じて高周波ほど減衰するという性質によって速度変化を捉えられてないためであると考えられる.そこで本研究では,他の先行研究が20km以上離れた観測点を使っているのに対して,観測点間が約7.3kmという近い距離に置かれた2観測点を用いることで,室内実験で観測されたような大地震前の変化を捉えられるか否かを検討することを目的とし,長野県神城断層地震をターゲットとして神城断層を挟むように設置された2観測点の常時微動の観測データを用いて地震波干渉法による解析を行った.人間活動由来の微動や脈動の季節変動の影響を排除するため,季節や時間帯に着目してデータ・セレクションを行った上で解析を行ったところ,長野県神城断層地震の前に10%程度の速度上昇と速度低下は検出されたものの,長野県神城断層地震に伴う速度変化は検出されず,2観測点間の距離(約7.3km)と断層の厚さを考えるとこの速度変化が非常に大きいことから,この変化は地震前の変化によるものではないと考えられる.


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© Research Center for Earthquake Hazards.

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