更新日:2020.05.07
Updated: 2020.05.07
今週のうなぎセミナーについてお知らせいたします。
Here is information of the Unagi-seminar(May 7).
************** うなぎセミナーのご案内 (Unagi-seminar) **************
科目:地震学ゼミナールIV A, C / Seminar on Seismology IV A, C(修士・博士)
日時:5月7日(木)14:00~
場所:オンライン(Zoom)
Date and time:May 7 (Thursday), 14:00~
Site:Online by Zoom
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[発表者 (Presenter)]
植村美優 (UEMURA Miyuu)
[題目 (title)]
海底地震計記録から推測される地震波速度変化の要因を探る
Tracing to the factor of temporal variation of seismic velocity calculated from ocean bottom seismometers
[要旨 (Abstract)]
巨大地震に伴う地震波速度変化の検出方法の一つに地震波干渉法が挙げられる。地震波干渉法では地震時の瞬間的な速度変化以外にもスロースリップや地下水位などの長期的な速度変化も検出できるが、前提条件である「震源分布が均一、或いは時間変化しない」を満たさない場合、実際とは異なる(見かけ上の)速度変化が検出される。地震波干渉法を用いた研究では常時微動が用いられることが多いが、常時微動は震源分布が時間変化することがある。都市部に設置された地震計では、工場からの振動や電車・自動車などの走行に伴う振動などの人間活動に由来した振動が常時微動を形成しているため曜日により震源分布が変化する。一方、海底に設置された地震計には人間活動に由来した振動が含まれていない可能性が高く、海流や海象による常時微動の変化が考えられる。本発表では、海底地震計記録に地震波干渉法を適用した際に得られる速度変化(実際の変化か見かけ上の変化かは問わない)の要因について議論する。
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今週のうなぎセミナーについてお知らせいたします。
Here is information of the Unagi-seminar(May 7).
************** うなぎセミナーのご案内 (Unagi-seminar) **************
科目:地震学ゼミナールIV A, C / Seminar on Seismology IV A, C(修士・博士)
日時:5月7日(木)14:00~
場所:オンライン(Zoom)
Date and time:May 7 (Thursday), 14:00~
Site:Online by Zoom
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[発表者 (Presenter)]
植村美優 (UEMURA Miyuu)
[題目 (title)]
海底地震計記録から推測される地震波速度変化の要因を探る
Tracing to the factor of temporal variation of seismic velocity calculated from ocean bottom seismometers
[要旨 (Abstract)]
巨大地震に伴う地震波速度変化の検出方法の一つに地震波干渉法が挙げられる。地震波干渉法では地震時の瞬間的な速度変化以外にもスロースリップや地下水位などの長期的な速度変化も検出できるが、前提条件である「震源分布が均一、或いは時間変化しない」を満たさない場合、実際とは異なる(見かけ上の)速度変化が検出される。地震波干渉法を用いた研究では常時微動が用いられることが多いが、常時微動は震源分布が時間変化することがある。都市部に設置された地震計では、工場からの振動や電車・自動車などの走行に伴う振動などの人間活動に由来した振動が常時微動を形成しているため曜日により震源分布が変化する。一方、海底に設置された地震計には人間活動に由来した振動が含まれていない可能性が高く、海流や海象による常時微動の変化が考えられる。本発表では、海底地震計記録に地震波干渉法を適用した際に得られる速度変化(実際の変化か見かけ上の変化かは問わない)の要因について議論する。
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© Research Center for Earthquake Hazards.
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