更新日:2019.04.10
Updated: 2019.04.10
今週のセミナーについてお知らせいたします。
Here is information of the Unagi-seminar(20 June).
************** うなぎセミナーのご案内 (Unagi-seminar) **************
科目:地震学ゼミナールIV(修士・博士)
日時:6月20日(木)14:00~
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
(地震予知研究センター本館セミナー室)
Date and time: 20 June, 14:00 ~
Room: E-232D @ Main building
Map: http://www.uji.kyoto-u.ac.jp/campus/map.html
====
[発表者 (Presenter)]
大柳修慧 (Shukei Ohyanagi)
[題目 (Title)]
日本海溝で発生する浅部低周波微動のアレイ解析:浅部微動はプレート境界で発生するのか?
Array analysis of shallow low frequency tremor in the Japan Trench: Does shallow tremor occur in the plate interface?
[要旨 (Abstract)]
日本海溝では、2011年東北地方太平洋沖地震の様な高速すべりからスロースリップ(SSE)の様な低速すべり現象までの様々な地震活動が観測されている。2011年東北沖地震は主に宮城県沖の日本海溝で大きな断層滑りを引き起こした [Iinuma et al., 2012]。この滑り域の南側にあたる福島県沖ではVLFE [Matsuzawa et al., 2015]や群発地震 [Nishikawa and Ide, 2018]が観測されているが、日本海溝浅部は陸から遠い為に陸域からの観測が難しい。その為、これらの領域における低周波微動(LFT)の活動は従来未解明であったが、近年の自己浮上式OBSやケーブル式海底地震計による観測により、福島県沖を含む日本海溝浅部における活発なLFT活動が明らかになりつつある[Ohta et al., 2019; Nishikawa et al., 2019 JpGUなど]。しかし、これらの研究ではエンベロープ相関法を用いてLFTの震源を決定している為、LFTの震源分布を高い解像度で得る事はできない。また、深さ方向の震源決定精度が悪い為、浅部のLFTがプレート境界で発生しているのか分かっていなかった。
=== 今後の予定(Schedule) ===
27 June : 原、藤田
4 July : 井上、佐脇
11 July : 岡田、栗原、野田
18 July : 森、Farazi、加藤
25 July : 植村、水戸川
(敬称略)
今週のセミナーについてお知らせいたします。
Here is information of the Unagi-seminar(20 June).
************** うなぎセミナーのご案内 (Unagi-seminar) **************
科目:地震学ゼミナールIV(修士・博士)
日時:6月20日(木)14:00~
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
(地震予知研究センター本館セミナー室)
Date and time: 20 June, 14:00 ~
Room: E-232D @ Main building
Map: http://www.uji.kyoto-u.ac.jp/campus/map.html
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[発表者 (Presenter)]
大柳修慧 (Shukei Ohyanagi)
[題目 (Title)]
日本海溝で発生する浅部低周波微動のアレイ解析:浅部微動はプレート境界で発生するのか?
Array analysis of shallow low frequency tremor in the Japan Trench: Does shallow tremor occur in the plate interface?
[要旨 (Abstract)]
日本海溝では、2011年東北地方太平洋沖地震の様な高速すべりからスロースリップ(SSE)の様な低速すべり現象までの様々な地震活動が観測されている。2011年東北沖地震は主に宮城県沖の日本海溝で大きな断層滑りを引き起こした [Iinuma et al., 2012]。この滑り域の南側にあたる福島県沖ではVLFE [Matsuzawa et al., 2015]や群発地震 [Nishikawa and Ide, 2018]が観測されているが、日本海溝浅部は陸から遠い為に陸域からの観測が難しい。その為、これらの領域における低周波微動(LFT)の活動は従来未解明であったが、近年の自己浮上式OBSやケーブル式海底地震計による観測により、福島県沖を含む日本海溝浅部における活発なLFT活動が明らかになりつつある[Ohta et al., 2019; Nishikawa et al., 2019 JpGUなど]。しかし、これらの研究ではエンベロープ相関法を用いてLFTの震源を決定している為、LFTの震源分布を高い解像度で得る事はできない。また、深さ方向の震源決定精度が悪い為、浅部のLFTがプレート境界で発生しているのか分かっていなかった。
=== 今後の予定(Schedule) ===
27 June : 原、藤田
4 July : 井上、佐脇
11 July : 岡田、栗原、野田
18 July : 森、Farazi、加藤
25 July : 植村、水戸川
(敬称略)
© Research Center for Earthquake Hazards.
© Research Center for Earthquake Hazards.