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うなぎセミナー 6/4

うなぎセミナー 6/4

セミナー等

SEMINARS

更新日:2020.05.07

Updated: 2020.05.07

  • 開催場所:オンライン(Zoom)
  • Place: オンライン(Zoom)
  • 開催日時:2020年6月4日(木) 14時00分~
  • Date and Time: 2020年6月4日(木) 14時00分~

今週のうなぎセミナーについてお知らせいたします。

Here is information of the Unagi-seminar(June 4).

************** うなぎセミナーのご案内 (Unagi-seminar) **************

科目:地震学ゼミナールIV A, C / Seminar on Seismology IV A, C(修士・博士)
日時:2020年6月4日(木)14:00~
場所:オンライン(Zoom)

Date and time:June 4 (Thursday), 14:00~
Site:Online by Zoom

====

*1)* [発表者 (Presenter)]
井上 智裕(Tomohiro Inoue)

[題目 (title)]
ニュージーランドヒクランギ沈み込み帯における海底圧力計を用いた海底地殻変動の推定と研究計画

[要旨 (Abstract)]
海底圧力計は短期的なSSE時の海底地殻変動を検知するために使用され、利点として鉛直方向に高い解像度約2cmの高い解像度を持つ。しかし、デメリットとして圧力計記録に 海洋起源の圧力変動を含んでしまことが問題となっている(Muramoto et al., 2019)。修士論文では、その問題を解決するために、2つの解析手法(複数観測点手法、単独観測点手法 )を用いて、海底圧力時系列を評価した。その結果、複数観測点手法では、海洋起源の圧力変動を低減でき、地殻変動の検出基準を満たした観測点が存在した。海洋起源の圧力変 動は、等水深方向に沿って、類似しているために、等水深方向の観測点のペアを取ると、海洋変動が低減でき、検出基準を満たすことができた。
本発表では、修士論文の内容と今後の博士課程の研究計画を示す。


*2)* [発表者 (Presenter)]
森祐太朗(Yutaro Mori)

[題目 (title)]
プレート沈み込みによる島弧海溝系形成の数値シミュレーション:海溝軸の屈曲の効果
3-D Numerical Simulation of Island Arc Formation Due to Steady Plate Subduction: Effects of a Bend Along Trench Axis

[要旨 (Abstract)]
一般に、沈み込み帯では大陸側のリソスフェア(島弧)が海溝軸とほぼ平行に隆起し、島弧-海溝系が形成される。その物理メカニズムは2次元の数値モデルによって合理的に説明されている(Fukahata & Matsu’ura, 2016)。しかし、現実のプレート境界は3次元的な形状を持ち、例えば海溝軸の屈曲部に大きな重力の負異常が生じたりしているが、このような変形の物理メカニズムは未解明の問題として残っている。 そこで本研究では、プレート境界が3次元的な形状を持つ場合について定常沈み込みによるリソスフェアの変形を弾性?粘弾性層構造モデルを用いて数値計算した。今回の発表では、海溝軸が屈曲部を持つ場合にどのような変形が生じるのか計算した結果を紹介し、変形の物理メカニズムについて議論する。

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今週のうなぎセミナーについてお知らせいたします。

Here is information of the Unagi-seminar(June 4).

************** うなぎセミナーのご案内 (Unagi-seminar) **************

科目:地震学ゼミナールIV A, C / Seminar on Seismology IV A, C(修士・博士)
日時:2020年6月4日(木)14:00~
場所:オンライン(Zoom)

Date and time:June 4 (Thursday), 14:00~
Site:Online by Zoom

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*1)* [発表者 (Presenter)]
井上 智裕(Tomohiro Inoue)

[題目 (title)]
ニュージーランドヒクランギ沈み込み帯における海底圧力計を用いた海底地殻変動の推定と研究計画

[要旨 (Abstract)]
海底圧力計は短期的なSSE時の海底地殻変動を検知するために使用され、利点として鉛直方向に高い解像度約2cmの高い解像度を持つ。しかし、デメリットとして圧力計記録に 海洋起源の圧力変動を含んでしまことが問題となっている(Muramoto et al., 2019)。修士論文では、その問題を解決するために、2つの解析手法(複数観測点手法、単独観測点手法 )を用いて、海底圧力時系列を評価した。その結果、複数観測点手法では、海洋起源の圧力変動を低減でき、地殻変動の検出基準を満たした観測点が存在した。海洋起源の圧力変 動は、等水深方向に沿って、類似しているために、等水深方向の観測点のペアを取ると、海洋変動が低減でき、検出基準を満たすことができた。
本発表では、修士論文の内容と今後の博士課程の研究計画を示す。


*2)* [発表者 (Presenter)]
森祐太朗(Yutaro Mori)

[題目 (title)]
プレート沈み込みによる島弧海溝系形成の数値シミュレーション:海溝軸の屈曲の効果
3-D Numerical Simulation of Island Arc Formation Due to Steady Plate Subduction: Effects of a Bend Along Trench Axis

[要旨 (Abstract)]
一般に、沈み込み帯では大陸側のリソスフェア(島弧)が海溝軸とほぼ平行に隆起し、島弧-海溝系が形成される。その物理メカニズムは2次元の数値モデルによって合理的に説明されている(Fukahata & Matsu’ura, 2016)。しかし、現実のプレート境界は3次元的な形状を持ち、例えば海溝軸の屈曲部に大きな重力の負異常が生じたりしているが、このような変形の物理メカニズムは未解明の問題として残っている。 そこで本研究では、プレート境界が3次元的な形状を持つ場合について定常沈み込みによるリソスフェアの変形を弾性?粘弾性層構造モデルを用いて数値計算した。今回の発表では、海溝軸が屈曲部を持つ場合にどのような変形が生じるのか計算した結果を紹介し、変形の物理メカニズムについて議論する。

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© Research Center for Earthquake Hazards.

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