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うなぎセミナー 6/16

うなぎセミナー 6/16

セミナー等

SEMINARS

更新日:2016.04.12

Updated: 2016.04.12

  • 開催場所:京都大学 防災研究所 本館E-232D
  • Place: 京都大学 防災研究所 本館E-232D
  • 開催日時:2016年6月16日(木) 14時00分~
  • Date and Time: 2016年6月16日(木) 14時00分~

今週のうなぎセミナーのご案内です。

**************♦ うなぎセミナーのご案内 ♦**************

日時:6月16日(木)14:00〜
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
   (地震予知研究センター本館セミナー室)

[担当]:上山和也
[題目]:海洋プレート内地震の発生頻度と海底年代の関係およびその発生メカニズムの考察 (Relation of Seismicity in Oceanic Plates to Ocean Floor Age and its Implications for the Generation Mechanism of Intraplate Earthquakes)

[要旨]
海洋プレートに応力を蓄積する主要なメカニズムとしてプレートの冷却・収縮による熱応力があり、熱応力は海洋プレートの年代とともに増加していく。
 Korenaga(2007)の計算によると、海嶺でプレートが誕生してから5000万年後には深さ25km以浅で絶対応力が1GPaとなり、地震を発生させるのに十分な量となる。一般的に海洋プレートの年代とともに地震発生数は減少していく傾向があるが(Wiens and Stein,1983など)、地震発生数がプレートに蓄えられる絶対応力に起因すると考えるとこれらは相反する概念である。
 そこで熱応力と地震発生数との関係をより明確にするために、1985年~2014年の間に海洋プレートで発生したマグニチュード4以上の地震(8806個)に対して、海底年代グリッドデータ(Muller et al.,2008)を用いて海底年代と地震発生数の関係を調べたところ、概ね先行研究の結果が再現できた。また、この結果を説明する一つの説として、熱応力の時間変化量が地震活動に影響を及ぼすことが考えられる。
 今回の発表では、初めに上記内容を軽く説明する。次に、2011年の東北沖地震のような超巨大地震が海洋プレート内の地震活動に影響を及ぼすか否かを検討した際に用いた震源データの信憑性の問題を指摘する。最後に、応力と強度を加味したより一般的な地震発生を説明するものとして考案したダッシュポット-ブロックモデルの妥当性を検証するための第一段階として、粘性率-温度依存性の式(Chiristensen,1996)を取り入れて解析的に計算した結果を示す。

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連絡事項
次回のうなぎセミナーは6月23日です.


**************♦ 皆 さまのご来聴をお待ちしています ♦**************

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**************♦ うなぎセミナーのご案内 ♦**************

日時:6月16日(木)14:00〜
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
   (地震予知研究センター本館セミナー室)

[担当]:上山和也
[題目]:海洋プレート内地震の発生頻度と海底年代の関係およびその発生メカニズムの考察 (Relation of Seismicity in Oceanic Plates to Ocean Floor Age and its Implications for the Generation Mechanism of Intraplate Earthquakes)

[要旨]
海洋プレートに応力を蓄積する主要なメカニズムとしてプレートの冷却・収縮による熱応力があり、熱応力は海洋プレートの年代とともに増加していく。
 Korenaga(2007)の計算によると、海嶺でプレートが誕生してから5000万年後には深さ25km以浅で絶対応力が1GPaとなり、地震を発生させるのに十分な量となる。一般的に海洋プレートの年代とともに地震発生数は減少していく傾向があるが(Wiens and Stein,1983など)、地震発生数がプレートに蓄えられる絶対応力に起因すると考えるとこれらは相反する概念である。
 そこで熱応力と地震発生数との関係をより明確にするために、1985年~2014年の間に海洋プレートで発生したマグニチュード4以上の地震(8806個)に対して、海底年代グリッドデータ(Muller et al.,2008)を用いて海底年代と地震発生数の関係を調べたところ、概ね先行研究の結果が再現できた。また、この結果を説明する一つの説として、熱応力の時間変化量が地震活動に影響を及ぼすことが考えられる。
 今回の発表では、初めに上記内容を軽く説明する。次に、2011年の東北沖地震のような超巨大地震が海洋プレート内の地震活動に影響を及ぼすか否かを検討した際に用いた震源データの信憑性の問題を指摘する。最後に、応力と強度を加味したより一般的な地震発生を説明するものとして考案したダッシュポット-ブロックモデルの妥当性を検証するための第一段階として、粘性率-温度依存性の式(Chiristensen,1996)を取り入れて解析的に計算した結果を示す。

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© Research Center for Earthquake Hazards.

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