更新日:2015.04.16
Updated: 2015.04.16
**************♦ うなぎセミナーのご案内 ♦**************
日時:6月25日(木)14:00~
場所:本館E-232D室
[担当]:上山和也
[題目]:プレートの温度変化と地震発生に関する研究
Research about Temperature Change on Plate and Earthquake Occurrence
[要旨]:海洋プレートで発生する地震のメカニズムの一つに、プレートの冷却収縮による熱応力があり、マクスウェルモデルを用いて導かれた熱応力と温度に関する理論式を解くことで海底年代および海底からの深さの関数としての熱応力が推定でき、特に海底年代と熱応力とは正の相関があることが示唆されている(是永、2007)。ところが実際に、2004年から2014年の10年間で海洋プレート内で発生した地震発生数を調べたところ、海底年代とは負の相関があることがわかったが、このことはWiens & Stein(1983)によっても確認できる。この理論と観測データの不一致の原因として考えられるのは地震に直接影響を与えるのは絶対応力ではなく差応力ということになるが、そもそも地震が発生する条件として応力が岩石強度を超えることが大前提にあるので、レオロジー的概念も交えながら考察する。
**************♦ 皆 さまのご来聴をお待ちしています ♦**************
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Research about Temperature Change on Plate and Earthquake Occurrence
[要旨]:海洋プレートで発生する地震のメカニズムの一つに、プレートの冷却収縮による熱応力があり、マクスウェルモデルを用いて導かれた熱応力と温度に関する理論式を解くことで海底年代および海底からの深さの関数としての熱応力が推定でき、特に海底年代と熱応力とは正の相関があることが示唆されている(是永、2007)。ところが実際に、2004年から2014年の10年間で海洋プレート内で発生した地震発生数を調べたところ、海底年代とは負の相関があることがわかったが、このことはWiens & Stein(1983)によっても確認できる。この理論と観測データの不一致の原因として考えられるのは地震に直接影響を与えるのは絶対応力ではなく差応力ということになるが、そもそも地震が発生する条件として応力が岩石強度を超えることが大前提にあるので、レオロジー的概念も交えながら考察する。
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© Research Center for Earthquake Hazards.
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