更新日:2023.04.12
Updated: 2023.04.12
今週のうなぎセミナーについてお知らせいたします。
Here is information of the Unagi-seminar(July, 20).
************** Seminar on Seismology IV A, C /地震学ゼミナールIV A, C (Unagi Seminar) **************
科目:地震学ゼミナールIV A, C / Seminar on Seismology IV A, C(修士・博士)
日時:2023年 7月 20日 (木) 13:15~
場所:京都大学 防災研究所 本館E-232D または オンライン(Zoom)
Date and Time:2023-07-20, 13:15~
Place:Uji Campus Main Building E232D or Zoom (Hybrid)
Please join the seminar on-site, especially students who need credit.
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Presenter(発表者)1: MORINAGA Masaru
Title(題目):
Application of an Earthquake Early Warning with the PLUM Method to the 2023 Turkey-Syria Earthquake
Abstract:
PLUM法 (Propagation of Local Undamped Motion method) は,現行の日本の早期地震警報システムにおいて用いられている手法の一つである.この手法は,震源や地震規模の推定を行わずに,周辺で観測された揺れをもとに,来たる揺れの予測を行うものである.それゆえ,震源域の広い地震が起こった際の予測に役立っているが,運用には十分に密な観測網を必要とする.PLUM法が運用されていないトルコで起きた地震 (the 2023 Turkey-Syria Earthquake, Mw 7.8) に対して,PLUM法を試験的に適用した結果を報告し,問題点・改善点を考察する.
* * * * * * * * * * * * * *
Presenter(発表者)2: KOIDE Koitaro
Title(題目):
断層の作る直感的でない地表面変位と地形発達への影響
Abstract(要旨):
断層が作る変形には直感的でないものがある.例えば,岡田 (2003) は半無限弾性媒質において,逆断層運動が起こった際に,下盤側に沈降が生じずに上盤と共に幅広く隆起する場合があることを示した.また、越後平野は新潟神戸歪み集中帯と知られる顕著な短縮場に位置するが,非常に厚い堆積層が発達し長期的に沈降している.地殻が短縮した場合には隆起が生じるのが当然と考えられるため,このような大規模な沈降運動も直感的には理解できない (飯尾, 2009).また,飛騨山脈では東側に地形に松本盆地などの地形の境界がみられる.それにもかかわらず東麓には東傾斜の逆断層はなく、これも非直感的な地形発達である(池田, 1990; 原山ほか, 2003).これらの問題の理解を目指して,弾性-粘弾性の2層構造の場合について逆断層が作る地表面変位の計算を行った.また今回の発表では内部変形について計算した結果を紹介する.
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今週のうなぎセミナーについてお知らせいたします。
Here is information of the Unagi-seminar(July, 20).
************** Seminar on Seismology IV A, C /地震学ゼミナールIV A, C (Unagi Seminar) **************
科目:地震学ゼミナールIV A, C / Seminar on Seismology IV A, C(修士・博士)
日時:2023年 7月 20日 (木) 13:15~
場所:京都大学 防災研究所 本館E-232D または オンライン(Zoom)
Date and Time:2023-07-20, 13:15~
Place:Uji Campus Main Building E232D or Zoom (Hybrid)
Please join the seminar on-site, especially students who need credit.
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Presenter(発表者)1: MORINAGA Masaru
Title(題目):
Application of an Earthquake Early Warning with the PLUM Method to the 2023 Turkey-Syria Earthquake
Abstract:
PLUM法 (Propagation of Local Undamped Motion method) は,現行の日本の早期地震警報システムにおいて用いられている手法の一つである.この手法は,震源や地震規模の推定を行わずに,周辺で観測された揺れをもとに,来たる揺れの予測を行うものである.それゆえ,震源域の広い地震が起こった際の予測に役立っているが,運用には十分に密な観測網を必要とする.PLUM法が運用されていないトルコで起きた地震 (the 2023 Turkey-Syria Earthquake, Mw 7.8) に対して,PLUM法を試験的に適用した結果を報告し,問題点・改善点を考察する.
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Presenter(発表者)2: KOIDE Koitaro
Title(題目):
断層の作る直感的でない地表面変位と地形発達への影響
Abstract(要旨):
断層が作る変形には直感的でないものがある.例えば,岡田 (2003) は半無限弾性媒質において,逆断層運動が起こった際に,下盤側に沈降が生じずに上盤と共に幅広く隆起する場合があることを示した.また、越後平野は新潟神戸歪み集中帯と知られる顕著な短縮場に位置するが,非常に厚い堆積層が発達し長期的に沈降している.地殻が短縮した場合には隆起が生じるのが当然と考えられるため,このような大規模な沈降運動も直感的には理解できない (飯尾, 2009).また,飛騨山脈では東側に地形に松本盆地などの地形の境界がみられる.それにもかかわらず東麓には東傾斜の逆断層はなく、これも非直感的な地形発達である(池田, 1990; 原山ほか, 2003).これらの問題の理解を目指して,弾性-粘弾性の2層構造の場合について逆断層が作る地表面変位の計算を行った.また今回の発表では内部変形について計算した結果を紹介する.
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© Research Center for Earthquake Hazards.
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