更新日:2019.04.10
Updated: 2019.04.10
今週のセミナーについてお知らせいたします。
Here is information of the Unagi-seminar(4 July).
************** うなぎセミナーのご案内 (Unagi-seminar) **************
科目:地震学ゼミナールIV(修士・博士)
日時:7月4日(木)14:00~
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
(地震予知研究センター本館セミナー室)
Date and time: 4 July, 14:00 ~
Room: E-232D @ Main building
Map: http://www.uji.kyoto-u.ac.jp/campus/map.html
====
[発表者 (Presenter)]
井上智裕(Tomohiro Inoue) 2nd master degree
[題目 (Title)]
Reference点と海洋モデルによる手法を適用した海底圧力記録を用いたニュージーランドヒクランギ沖における海底地殻変動の推定
Detection of seafloor crustal deformation from ocean bottom pressure using Reference site and Oceanic model approach in Hikurangi subduction zone of New Zealand
[要旨 (Abstract)]
地震のメカニズム解を決定するためには、P波の到達時刻と初動極性の検出が必要である。自動検出アルゴリズムについてこれまで様々な研究が進められてきたが、既存の伝統的な方法は人間の専門家よりも精度が低いという問題があった。本研究では、生の地震波形データから、P波の到達時刻と初動極性を検出することの可能な畳み込みニューラルネットワーク(CNN)のモデルを開発した。本発表では、CNNによるP波の到達時刻・初動極性の検出結果とその判断基準の可視化について議論する。
====
[発表者 (Presenter)]
佐脇泰典(Yasunori Sawaki) 2nd master degree
[題目 (Title)]
広帯域レシーバ関数の検証と二軸摩擦実験への適用
Multiple Broadband Receiver Functions and Application to Bi-axial Shear Experiments
[要旨 (Abstract)]
プレート境界型地震震源域(深さ約10-20 km)の浅部や深部延長において, 多様なスロー地震現象が確認されている. スロー地震発生域周辺の詳細な地震学的構造を取得することを目的として, 本発表ではレシーバ関数の検証と摩擦実験の2つの内容について報告する:
1. 周波数幅を複数取って比較した広帯域レシーバ関数解析(例えば, Sawaki et al., 2019, JpGU)について, 今回は複数の計算法で得られたレシーバ関数を検証する. また, 理論波形計算プログラム(RAYSUM: Frederiksen and Bostock, 1999, Geophys J Int)を用いて, レシーバ関数の周波数依存性等について評価する.
2. 自然地震波観測と相補的な研究として, 室内実験によるプレート境界滑りの再現を目標に, 粉末Antigoriteの二軸摩擦実験を行った. 特徴的な探触子配置によって弾性波応答を調べ, レシーバ関数の適用に挑戦した.
=== 今後の予定(Schedule) ===
11 July : 岡田、栗原、野田
18 July : 森、Farazi、加藤
25 July : 植村、水戸川
(敬称略)
今週のセミナーについてお知らせいたします。
Here is information of the Unagi-seminar(4 July).
************** うなぎセミナーのご案内 (Unagi-seminar) **************
科目:地震学ゼミナールIV(修士・博士)
日時:7月4日(木)14:00~
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
(地震予知研究センター本館セミナー室)
Date and time: 4 July, 14:00 ~
Room: E-232D @ Main building
Map: http://www.uji.kyoto-u.ac.jp/campus/map.html
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[発表者 (Presenter)]
井上智裕(Tomohiro Inoue) 2nd master degree
[題目 (Title)]
Reference点と海洋モデルによる手法を適用した海底圧力記録を用いたニュージーランドヒクランギ沖における海底地殻変動の推定
Detection of seafloor crustal deformation from ocean bottom pressure using Reference site and Oceanic model approach in Hikurangi subduction zone of New Zealand
[要旨 (Abstract)]
地震のメカニズム解を決定するためには、P波の到達時刻と初動極性の検出が必要である。自動検出アルゴリズムについてこれまで様々な研究が進められてきたが、既存の伝統的な方法は人間の専門家よりも精度が低いという問題があった。本研究では、生の地震波形データから、P波の到達時刻と初動極性を検出することの可能な畳み込みニューラルネットワーク(CNN)のモデルを開発した。本発表では、CNNによるP波の到達時刻・初動極性の検出結果とその判断基準の可視化について議論する。
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[発表者 (Presenter)]
佐脇泰典(Yasunori Sawaki) 2nd master degree
[題目 (Title)]
広帯域レシーバ関数の検証と二軸摩擦実験への適用
Multiple Broadband Receiver Functions and Application to Bi-axial Shear Experiments
[要旨 (Abstract)]
プレート境界型地震震源域(深さ約10-20 km)の浅部や深部延長において, 多様なスロー地震現象が確認されている. スロー地震発生域周辺の詳細な地震学的構造を取得することを目的として, 本発表ではレシーバ関数の検証と摩擦実験の2つの内容について報告する:
1. 周波数幅を複数取って比較した広帯域レシーバ関数解析(例えば, Sawaki et al., 2019, JpGU)について, 今回は複数の計算法で得られたレシーバ関数を検証する. また, 理論波形計算プログラム(RAYSUM: Frederiksen and Bostock, 1999, Geophys J Int)を用いて, レシーバ関数の周波数依存性等について評価する.
2. 自然地震波観測と相補的な研究として, 室内実験によるプレート境界滑りの再現を目標に, 粉末Antigoriteの二軸摩擦実験を行った. 特徴的な探触子配置によって弾性波応答を調べ, レシーバ関数の適用に挑戦した.
=== 今後の予定(Schedule) ===
11 July : 岡田、栗原、野田
18 July : 森、Farazi、加藤
25 July : 植村、水戸川
(敬称略)
© Research Center for Earthquake Hazards.
© Research Center for Earthquake Hazards.