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うなぎセミナー 7/6

うなぎセミナー 7/6

セミナー等

SEMINARS

更新日:2017.04.10

Updated: 2017.04.10

  • 開催場所:京都大学 防災研究所 本館E-232D
  • Place: 京都大学 防災研究所 本館E-232D
  • 開催日時:2017年7月6日(木) 14時00分~
  • Date and Time: 2017年7月6日(木) 14時00分~

今週のセミナーについて連絡いたします.

**************♦ うなぎセミナーのご案内 ♦**************

日時:7月6日(木)14:00~16:00
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
   (地震予知研究センター本館セミナー室)

[発表者(敬称略)]
加藤慎也

[題目]
地下構造の推定による深部低周波地震の解明
explanation of the deep low-frequency earthquakes by the estimate of the subsurface structure

[要旨]
 1997年の気象庁による一元化によって全国的に地震検知能力が向上し、それまで観測されなかったような現象が確認され始めた。その一つに火山から離れた地域での深部低周波地震の発見がある。これまでに、活火山直下のモホ面付近で生じる深部低周波地震に関する研究報告[Hasegawa et al. (1991) など]は、されて来ているが、火山から離れた地域で発生している深部低周波地震に関する研究は、2000年にその存在が確認されて以降、報告され続けているが少ないままである。
 Katao (2002)は近畿北部の地下構造をS波の反射法を用いて推定し、反射面を発見した。また、Aoki et al. (2016)は、その反射面は流体の経路だと考え、その北端で深部低周波地震が起きていることを明らかにした。この他にも深部低周波地震と流体の関係があるのではないかと考える報告は多くされてきている[鎌谷・他(2004), Ohmi et al. (2002) など]。
 セミナーでは、以上のことを詳しく紹介し、先行研究の問題点と今後の研究方針を紹介する。

-----------

[発表者(敬称略)]
三宅雄紀

[題目]
粘弾性体中の断層における地震サイクルシミュレーション手法の開発
Earthquake sequence simulations of a fault in a viscoelastic body

[要旨]
地震の挙動は深さによって大きく異なることが知られている。例えば、プレート境界において、上部地殻では巨大地震を引き起こす領域が、下部地殻から上部マントルにかけてはスロースリップや微動が起こる領域があることが分かってきた[Namiki et al. 2014]。このような挙動の変化は摩擦パラメータや粘弾性が深さによって変わり、断層での破壊の仕方が変わることが原因だと考えられる。
媒質が持つ粘弾性が地震サイクルに及ぼす影響を調べることは、スロースリップのような現象を理解するには重要である。
したがって、本研究では媒質そのものの持つ粘弾性に着目し、緩和時間(もしくは粘性率)をパラメータとして変化させ、弾性体中の断層と粘弾性体中の断層それぞれにおける地震サイクルがどのように異なる振る舞いを示すかをシミュレーションによって調べる。
また、弾性体中の断層における地震サイクルシミュレーション手法はLapsta et al.[2000]によって開発された。
この手法を粘弾性体に拡張し、同論文中で行われた、Adaptive timestepや数値安定性の議論を粘弾性体について行うことも本研究の目的の一つである。

 


**************♦ 皆 さまのご来聴をお待ちしています ♦**************

-------------------今後の予定(敬称略)----------------------
7/13:安富,山村
7/20:村本

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**************♦ うなぎセミナーのご案内 ♦**************

日時:7月6日(木)14:00~16:00
場所:宇治キャンパス本館E棟2階E-232D
   (地震予知研究センター本館セミナー室)

[発表者(敬称略)]
加藤慎也

[題目]
地下構造の推定による深部低周波地震の解明
explanation of the deep low-frequency earthquakes by the estimate of the subsurface structure

[要旨]
 1997年の気象庁による一元化によって全国的に地震検知能力が向上し、それまで観測されなかったような現象が確認され始めた。その一つに火山から離れた地域での深部低周波地震の発見がある。これまでに、活火山直下のモホ面付近で生じる深部低周波地震に関する研究報告[Hasegawa et al. (1991) など]は、されて来ているが、火山から離れた地域で発生している深部低周波地震に関する研究は、2000年にその存在が確認されて以降、報告され続けているが少ないままである。
 Katao (2002)は近畿北部の地下構造をS波の反射法を用いて推定し、反射面を発見した。また、Aoki et al. (2016)は、その反射面は流体の経路だと考え、その北端で深部低周波地震が起きていることを明らかにした。この他にも深部低周波地震と流体の関係があるのではないかと考える報告は多くされてきている[鎌谷・他(2004), Ohmi et al. (2002) など]。
 セミナーでは、以上のことを詳しく紹介し、先行研究の問題点と今後の研究方針を紹介する。

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[発表者(敬称略)]
三宅雄紀

[題目]
粘弾性体中の断層における地震サイクルシミュレーション手法の開発
Earthquake sequence simulations of a fault in a viscoelastic body

[要旨]
地震の挙動は深さによって大きく異なることが知られている。例えば、プレート境界において、上部地殻では巨大地震を引き起こす領域が、下部地殻から上部マントルにかけてはスロースリップや微動が起こる領域があることが分かってきた[Namiki et al. 2014]。このような挙動の変化は摩擦パラメータや粘弾性が深さによって変わり、断層での破壊の仕方が変わることが原因だと考えられる。
媒質が持つ粘弾性が地震サイクルに及ぼす影響を調べることは、スロースリップのような現象を理解するには重要である。
したがって、本研究では媒質そのものの持つ粘弾性に着目し、緩和時間(もしくは粘性率)をパラメータとして変化させ、弾性体中の断層と粘弾性体中の断層それぞれにおける地震サイクルがどのように異なる振る舞いを示すかをシミュレーションによって調べる。
また、弾性体中の断層における地震サイクルシミュレーション手法はLapsta et al.[2000]によって開発された。
この手法を粘弾性体に拡張し、同論文中で行われた、Adaptive timestepや数値安定性の議論を粘弾性体について行うことも本研究の目的の一つである。

 


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7/20:村本

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© Research Center for Earthquake Hazards.

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