更新日:2019.01.15
Updated: 2019.01.15
今週の地殻変動論ゼミナールは,下記の研究発表とします.
日時:1月17日(木)10時00分~
場所:本館E232-D
発表者:篠島僚平
[タイトル] 東北日本前弧域における巨大地震サイクル後半の沈降メカニズム
[Title] Mechanism of interseismic subsidence of the Northeast Japan forearc during the late period of a gigantic earthquake cycle
[要旨]
牡鹿半島を中心とした東北日本前弧域は、2011年東北沖地震以前約100年間に渡り3-4mm/yearの速度で沈降しており、東北沖地震時にも大きく沈降したが、地震後は急速に隆起をしている。本研究では、有限要素法を用いて不均質レオロジー構造を考慮したプレート間固着及び巨大地震に伴う地殻変動のモデリングを行うことにより、巨大地震サイクルを通じた東北日本の上下変動とその時間変化のメカニズムの解明を試みた。その結果、東北沖地震前に観測されていた前弧域の沈降は、東北沖地震のアスペリティが数百年に渡り固着を続けた結果生じた現象である事が示唆された。
今週の地殻変動論ゼミナールは,下記の研究発表とします.
日時:1月17日(木)10時00分~
場所:本館E232-D
発表者:篠島僚平
[タイトル] 東北日本前弧域における巨大地震サイクル後半の沈降メカニズム
[Title] Mechanism of interseismic subsidence of the Northeast Japan forearc during the late period of a gigantic earthquake cycle
[要旨]
牡鹿半島を中心とした東北日本前弧域は、2011年東北沖地震以前約100年間に渡り3-4mm/yearの速度で沈降しており、東北沖地震時にも大きく沈降したが、地震後は急速に隆起をしている。本研究では、有限要素法を用いて不均質レオロジー構造を考慮したプレート間固着及び巨大地震に伴う地殻変動のモデリングを行うことにより、巨大地震サイクルを通じた東北日本の上下変動とその時間変化のメカニズムの解明を試みた。その結果、東北沖地震前に観測されていた前弧域の沈降は、東北沖地震のアスペリティが数百年に渡り固着を続けた結果生じた現象である事が示唆された。
© Research Center for Earthquake Hazards.
© Research Center for Earthquake Hazards.