更新日:2018.04.09
Updated: 2018.04.09
今週の地殻変動論ゼミナールは、以下の内容で研究発表を行います。
日時:11月15日(木)10時00分~
場所:本館E232-D
担当:藤田萌実
【タイトル】
EnKFを用いた豊後水道L-SSE発生域の摩擦特性及びすべり発展推定 -実データ適用に向けた数値実験の結果報告-
【要旨】
長期的スロースリップイベント(L-SSE)は、海溝型巨大地震発生域深部のプレート境界面で発生する応力解放過程である。L-SSEの活動が海溝型巨大地震の発生に影響を及ぼす可能性が指摘されており、L-SSE発生域の摩擦特性及びすべり発展の理解は重要な課題である。Hirahara and Nishikiori (2018, JpGU)では、豊後水道L-SSEを想定して逐次データ同化手法の一つであるアンサンブルカルマンフィルタ(EnKF)をGNSSデータに適用し、L-SSE発生域でのすべり発展と摩擦パラメータを推定する手法を開発した。
その発展として本研究では、実際のGNSS観測データにEnKFを適用して豊後水道L-SSE発生域での摩擦特性及びすべり発展を推定することを目指す。本発表においては、実観測データ適用に向けて行った数値実験に関する初期結果報告を行う。
今週の地殻変動論ゼミナールは、以下の内容で研究発表を行います。
日時:11月15日(木)10時00分~
場所:本館E232-D
担当:藤田萌実
【タイトル】
EnKFを用いた豊後水道L-SSE発生域の摩擦特性及びすべり発展推定 -実データ適用に向けた数値実験の結果報告-
【要旨】
長期的スロースリップイベント(L-SSE)は、海溝型巨大地震発生域深部のプレート境界面で発生する応力解放過程である。L-SSEの活動が海溝型巨大地震の発生に影響を及ぼす可能性が指摘されており、L-SSE発生域の摩擦特性及びすべり発展の理解は重要な課題である。Hirahara and Nishikiori (2018, JpGU)では、豊後水道L-SSEを想定して逐次データ同化手法の一つであるアンサンブルカルマンフィルタ(EnKF)をGNSSデータに適用し、L-SSE発生域でのすべり発展と摩擦パラメータを推定する手法を開発した。
その発展として本研究では、実際のGNSS観測データにEnKFを適用して豊後水道L-SSE発生域での摩擦特性及びすべり発展を推定することを目指す。本発表においては、実観測データ適用に向けて行った数値実験に関する初期結果報告を行う。
© Research Center for Earthquake Hazards.
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