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地震・火山研究グループ研究会(7月25日)

Seismic and Volcanic Hazards Mitigation Research Group Workshop (July 25, 2014)

セミナー等

SEMINARS

更新日:2014.07.07

Updated: 2014.07.07

下記の通り,7月の防災研究所地震・火山グループ研究会を開催いたします.

今回は地盤災害・地盤震動に着目し,地質と地震学の両面でこの課題に迫るため,2名の先生をお招き致しました.

会場は前回(6月)と同じですが,開始時間が「13:30」からですのでお間違えのないようお願い致します.

皆様の積極的なご参加をお待ちしております.

  

 

7月地震・火山グループ研究会

日時:2014年7月23日(金)13:30 – 15:30
会場:京都大学防災研究所 大会議室 (本館S棟5階S-519D)

 

講師:北田奈緒子 博士

    (一般財団法人 地域地盤環境研究所 研究開発部門 部門長 地形地質グループリーダー)

演題:地表地質から見る地盤の特徴

概要:

 表層地盤の特徴を知るために、工学ボーリングを中心としたボーリングデータベースと地質ボーリングの分析データを用いて、地層の連続性や分布の特徴を検討すると、堆積環境の変遷や脆弱な地盤の分布、その成因などが明らかになってきました。大阪平野から始めた検討も今では、京都、近江盆地、和歌山、福岡平野と広がっています。平野の表層地質の特徴は、平野ごとに特徴があり、その特徴を把握することが、今後の防災にもつながる考えております。

当日は大阪平野の地盤を中心に問題点と課題についてお話ししたいと思います。

 

 

講師:大堀道広 准教授

    (福井大学附属国際原子力工学研究所)

演題:微動アレー観測におけるLove波の検出

概要:

 強震動予測の高度化において、地盤のS波速度構造の精度よいモデル化は重要である。都市域ではこのモデル化に微動アレー観測が広く利用されている。微動アレー観測の解析では、上下動記録を用いてRayleigh 波の位相速度を検出し、その分散曲線から地震基盤までの地盤のS波速度構造を推定する場合が多く、Love波を用いた事例は少ない。Love波の位相速度はRayleigh波と異なりP波速度の影響を受けないことから、S波速度を推定する上で重要な拘束条件となる。最近では3成分の微動アレー観測が実施されることも多くなり、今後、Rayleigh波ばかりでなくLove波を用いた解析が進むことが期待される。ここでは、微動アレー観 測よりLove波を検出した既往の研究事例を整理し報告するとともに、FK法、SPAC 法などより推定したRayleigh波とLove波の位相速度の比較結果や、水平成分におけるLove波の卓越が示唆された事例について紹介する。

下記の通り,7月の防災研究所地震・火山グループ研究会を開催いたします.

今回は地盤災害・地盤震動に着目し,地質と地震学の両面でこの課題に迫るため,2名の先生をお招き致しました.

会場は前回(6月)と同じですが,開始時間が「13:30」からですのでお間違えのないようお願い致します.

皆様の積極的なご参加をお待ちしております.

  

 

7月地震・火山グループ研究会

日時:2014年7月23日(金)13:30 – 15:30
会場:京都大学防災研究所 大会議室 (本館S棟5階S-519D)

 

講師:北田奈緒子 博士

    (一般財団法人 地域地盤環境研究所 研究開発部門 部門長 地形地質グループリーダー)

演題:地表地質から見る地盤の特徴

概要:

 表層地盤の特徴を知るために、工学ボーリングを中心としたボーリングデータベースと地質ボーリングの分析データを用いて、地層の連続性や分布の特徴を検討すると、堆積環境の変遷や脆弱な地盤の分布、その成因などが明らかになってきました。大阪平野から始めた検討も今では、京都、近江盆地、和歌山、福岡平野と広がっています。平野の表層地質の特徴は、平野ごとに特徴があり、その特徴を把握することが、今後の防災にもつながる考えております。

当日は大阪平野の地盤を中心に問題点と課題についてお話ししたいと思います。

 

 

講師:大堀道広 准教授

    (福井大学附属国際原子力工学研究所)

演題:微動アレー観測におけるLove波の検出

概要:

 強震動予測の高度化において、地盤のS波速度構造の精度よいモデル化は重要である。都市域ではこのモデル化に微動アレー観測が広く利用されている。微動アレー観測の解析では、上下動記録を用いてRayleigh 波の位相速度を検出し、その分散曲線から地震基盤までの地盤のS波速度構造を推定する場合が多く、Love波を用いた事例は少ない。Love波の位相速度はRayleigh波と異なりP波速度の影響を受けないことから、S波速度を推定する上で重要な拘束条件となる。最近では3成分の微動アレー観測が実施されることも多くなり、今後、Rayleigh波ばかりでなくLove波を用いた解析が進むことが期待される。ここでは、微動アレー観 測よりLove波を検出した既往の研究事例を整理し報告するとともに、FK法、SPAC 法などより推定したRayleigh波とLove波の位相速度の比較結果や、水平成分におけるLove波の卓越が示唆された事例について紹介する。

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© Research Center for Earthquake Hazards.

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