2020年度(令和2年度)第1回の地震・火山グループ研究会開催をお知らせいたします。
今回は、昨年度と今年度につくばから京都大学に着任された2名の講師に話題提供をお願いしています。
-------------- 2020年11月 地震・火山グループ研究会 -------------
-------------- Colloquium of Earthquake and Volcano Hazard Group --------------
日 時:2020年11月27日(金) 15:00~17:00
Date & Time: 3pm-5pm November 27, 2020 (Fri.)
場 所:Zoom
Place: Zoom
講演者:境 有紀(京都大学防災研究所社会防災研究部門)
Speaker: Prof. Yuki SAKAI (DPRI, Kyoto University)
題 目:地震の揺れの強さと建物被害の関係
概 要:
建物被害,特に全壊・大破といった大きな被害は,震度が大きくなれば生じると いう単純な話ではなく,周期特性などの地震動の性質が大きく影響する.そこ で,どういう性質の地震動が建物の大きな被害を引き起こすか,そのような地震 動がこれまでどの程度発生しているか,どういう場合に発生するかについて,実 際の地震被害を示しながら説明する.
講演者:福山英一 (京都大学大学院工学研究科)
Speaker: Prof. Eiichi FUKUYAMA (Graduate School of Engineering, Kyoto University)
題 目:メートルスケールの岩石摩擦実験
Title: Friction Experiments Using Meter-scale Rock Specimens
概 要:
岩石摩擦実験は、通常cmサイズの岩石試料を用いて行われる。しかしながら、cm サイズの岩石を用いての実験では解明できない要素が存在する。たとえば、摩擦 のスケール依存性の問題。摩擦は面同士の接触具合で決まるが、アスペリティに もスケール依存性があるものの、小スケールの実験で調べることは難しい。ま た、摩擦のすべり量依存性を調べようとすると、cmサイズの岩石試料では、すべ り量に制約があり何度も同じところをすべらせることになる。これらの困難を克 服することを目指し、防災科学技術研究所において、メートルスケールの岩石試 料を用いた岩石摩擦実験装置を開発し、2012年より、6シリーズ21供試体を用い ての実験を行ってきた。解析しきれていない実験データもまだ多数存在するが、 大型岩石摩擦実験によりこれまでにわかってきたことを、まとめて紹介する。
2020年度(令和2年度)第1回の地震・火山グループ研究会開催をお知らせいたします。
今回は、昨年度と今年度につくばから京都大学に着任された2名の講師に話題提供をお願いしています。
-------------- 2020年11月 地震・火山グループ研究会 -------------
-------------- Colloquium of Earthquake and Volcano Hazard Group --------------
日 時:2020年11月27日(金) 15:00~17:00
Date & Time: 3pm-5pm November 27, 2020 (Fri.)
場 所:Zoom
Place: Zoom
講演者:境 有紀(京都大学防災研究所社会防災研究部門)
Speaker: Prof. Yuki SAKAI (DPRI, Kyoto University)
題 目:地震の揺れの強さと建物被害の関係
概 要:
建物被害,特に全壊・大破といった大きな被害は,震度が大きくなれば生じると いう単純な話ではなく,周期特性などの地震動の性質が大きく影響する.そこ で,どういう性質の地震動が建物の大きな被害を引き起こすか,そのような地震 動がこれまでどの程度発生しているか,どういう場合に発生するかについて,実 際の地震被害を示しながら説明する.
講演者:福山英一 (京都大学大学院工学研究科)
Speaker: Prof. Eiichi FUKUYAMA (Graduate School of Engineering, Kyoto University)
題 目:メートルスケールの岩石摩擦実験
Title: Friction Experiments Using Meter-scale Rock Specimens
概 要:
岩石摩擦実験は、通常cmサイズの岩石試料を用いて行われる。しかしながら、cm サイズの岩石を用いての実験では解明できない要素が存在する。たとえば、摩擦 のスケール依存性の問題。摩擦は面同士の接触具合で決まるが、アスペリティに もスケール依存性があるものの、小スケールの実験で調べることは難しい。ま た、摩擦のすべり量依存性を調べようとすると、cmサイズの岩石試料では、すべ り量に制約があり何度も同じところをすべらせることになる。これらの困難を克 服することを目指し、防災科学技術研究所において、メートルスケールの岩石試 料を用いた岩石摩擦実験装置を開発し、2012年より、6シリーズ21供試体を用い ての実験を行ってきた。解析しきれていない実験データもまだ多数存在するが、 大型岩石摩擦実験によりこれまでにわかってきたことを、まとめて紹介する。
© Research Center for Earthquake Hazards.
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