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地震・火山研究グループ研究会(9月29日)

Seismic and Volcanic Hazards Mitigation Research Group Workshop (September 29, 2023)

セミナー等

SEMINARS

更新日:2023.09.26

Updated: 2023.09.26

9月29日(金)に2023年度第3回地震・火山研究グループ研究会を開催いたします。今回は滋賀県立大学環境科学部の大堀道広教授と兵庫県立大学減災復興政策研究科の平井敬准教授をお招きしてご講演いただきます。研究会はハイブリッド形式で開催いたします。皆様お誘いあわせの上、ご参加いただけますようお願いいたします。


-------------- 2023年9月 地震・火山研究グループ研究会 -------------
-------------- Colloquium of Earthquake and Volcano Hazard Group --------------

日 時:2023年9月29日(金)15:00 – 17:10
場 所:京都大学防災研究所 S-519D での対面とZoomによるハイブリッド方式

プログラム
15:00-16:00
大堀道広(滋賀県立大学環境科学部 教授)
タイトル:2023年5月5日能登地方の地震(M6.5)における珠洲市内臨時観測点の地震動記録について
概要:2023年5月5日14時42分に能登半島北東部でM6.5の地震(以降,本震)が発生し, K-NET正院(ISK002)では最大震度となる震度6強を記録した.さらに21時58分にはM5.9 の地震(以降,余震)が発生し, ISK002では震度5強を記録した.これらの地震により,死者1名,重傷者2名,軽傷者42名の人的被害と,全壊18棟,半壊15棟,一部破損706棟の住家被害が生じた.このほか,鳥居・墓石・ブロック塀の転倒,斜面崩壊,水道管破裂,液状化による噴砂等も発生した.約1年前の2022年6月19日15時8分にも能登半島北東部でM5.4の地震が発生し,石川県珠洲市のISK002では震度6弱を記録した.昨年の地震では,犠牲者はなく重大な住家被害もなかったが,鳥居・墓石・ブロック塀等の転倒が注目された.本研究では,昨年の地震直後から実施している珠洲市内における臨時地震観測の概要と,本震および余震の地震動記録について報告する.

16:00-17:00
平井敬(兵庫県立大学減災復興政策研究科 准教授)
タイトル:自動車を媒体とした地震観測の可能性
概要:現在の震度観測点はおよそ数キロメートルから数十キロメートル間隔であり、地盤条件による局所的な強い揺れまでは検出できない。地震発生後の応急対応のためには震度観測網のさらなる高密度化が効果的であるが、コストや維持管理の観点から難しい。我々は、今後の地震観測の媒体として自動車をもっとも有望なもののひとつと考え、これを媒体とした地震観測の可能性を探索している。これまでに、自動車は一般的な建物の損傷を引き起こす周期1~2秒の揺れに対してほぼ平坦な応答特性を持ち、地震動による被害程度の推定に適する可能性が示されている。


今後の地震火山グループ研究会予定:
10/27(金):火山、12/22(金):地震災害、3/19(火):退職者記念講演
Schedule of forthcoming seminars in FY2023: Oct. 27, Dec. 22, and Mar 19.

9月29日(金)に2023年度第3回地震・火山研究グループ研究会を開催いたします。今回は滋賀県立大学環境科学部の大堀道広教授と兵庫県立大学減災復興政策研究科の平井敬准教授をお招きしてご講演いただきます。研究会はハイブリッド形式で開催いたします。皆様お誘いあわせの上、ご参加いただけますようお願いいたします。


-------------- 2023年9月 地震・火山研究グループ研究会 -------------
-------------- Colloquium of Earthquake and Volcano Hazard Group --------------

日 時:2023年9月29日(金)15:00 – 17:10
場 所:京都大学防災研究所 S-519D での対面とZoomによるハイブリッド方式

プログラム
15:00-16:00
大堀道広(滋賀県立大学環境科学部 教授)
タイトル:2023年5月5日能登地方の地震(M6.5)における珠洲市内臨時観測点の地震動記録について
概要:2023年5月5日14時42分に能登半島北東部でM6.5の地震(以降,本震)が発生し, K-NET正院(ISK002)では最大震度となる震度6強を記録した.さらに21時58分にはM5.9 の地震(以降,余震)が発生し, ISK002では震度5強を記録した.これらの地震により,死者1名,重傷者2名,軽傷者42名の人的被害と,全壊18棟,半壊15棟,一部破損706棟の住家被害が生じた.このほか,鳥居・墓石・ブロック塀の転倒,斜面崩壊,水道管破裂,液状化による噴砂等も発生した.約1年前の2022年6月19日15時8分にも能登半島北東部でM5.4の地震が発生し,石川県珠洲市のISK002では震度6弱を記録した.昨年の地震では,犠牲者はなく重大な住家被害もなかったが,鳥居・墓石・ブロック塀等の転倒が注目された.本研究では,昨年の地震直後から実施している珠洲市内における臨時地震観測の概要と,本震および余震の地震動記録について報告する.

16:00-17:00
平井敬(兵庫県立大学減災復興政策研究科 准教授)
タイトル:自動車を媒体とした地震観測の可能性
概要:現在の震度観測点はおよそ数キロメートルから数十キロメートル間隔であり、地盤条件による局所的な強い揺れまでは検出できない。地震発生後の応急対応のためには震度観測網のさらなる高密度化が効果的であるが、コストや維持管理の観点から難しい。我々は、今後の地震観測の媒体として自動車をもっとも有望なもののひとつと考え、これを媒体とした地震観測の可能性を探索している。これまでに、自動車は一般的な建物の損傷を引き起こす周期1~2秒の揺れに対してほぼ平坦な応答特性を持ち、地震動による被害程度の推定に適する可能性が示されている。


今後の地震火山グループ研究会予定:
10/27(金):火山、12/22(金):地震災害、3/19(火):退職者記念講演
Schedule of forthcoming seminars in FY2023: Oct. 27, Dec. 22, and Mar 19.

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© Research Center for Earthquake Hazards.

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