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宇治固体地球コロキウム(1月21日)

宇治固体地球コロキウム(1月21日)

セミナー等

SEMINARS

更新日:2022.01.14

Updated: 2022.01.14

第6回宇治固体地球コロキウムを以下のとおり開催します。


-------------- 第6回 宇治固体地球コロキウム -------------

日 時: 2022年1月21日(金) 16:30 – 18:00
場 所: ZoomによるOnline

講演者: 野田 博之
Title: スペクトル境界積分方程式法を用いた動的地震サイクルシミュレーションの最近の改良について
要旨:
断層や断層帯の力学的性質に関する研究を断層運動の議論に繋げるためには、連続体力学等に基づいたモデルを用いる必要があり、断層運動の数値シミュレーションはその際の重要なツールである。また断層は動的破壊や応力の蓄積過程など異なるフェーズを経験するが、それぞれの結果は当然初期条件に依存する。動的地震サイクルシミュレーション(ECS)ではこれらを整合的に単一のフレームワークで解く手法である。フーリエ基底を用いたスペクトル境界積分方程式法(SBIEM)は、断層形状等に制約があるが、断層面のみを離散化すれば良い点、高速フーリエ変換(FFT)を用いて高速な畳み込み積分が可能な点から、ECSを行う上で現在最も効率的な手法の一つである。本発表では、野田が最近行ったSBIEMを用いたECSの改良に関係する以下の研究を紹介する。
・SBIEMを用いたECSから波数空間での離散化に伴う人工的な周期境界条件の除去
・メモリー変数を用いた多孔質弾性反発(PE)の実装とPEによる余効滑りの可能性


<今後の予定>
2月,3月 お休み
4月15日 飯尾 能久

第6回宇治固体地球コロキウムを以下のとおり開催します。


-------------- 第6回 宇治固体地球コロキウム -------------

日 時: 2022年1月21日(金) 16:30 – 18:00
場 所: ZoomによるOnline

講演者: 野田 博之
Title: スペクトル境界積分方程式法を用いた動的地震サイクルシミュレーションの最近の改良について
要旨:
断層や断層帯の力学的性質に関する研究を断層運動の議論に繋げるためには、連続体力学等に基づいたモデルを用いる必要があり、断層運動の数値シミュレーションはその際の重要なツールである。また断層は動的破壊や応力の蓄積過程など異なるフェーズを経験するが、それぞれの結果は当然初期条件に依存する。動的地震サイクルシミュレーション(ECS)ではこれらを整合的に単一のフレームワークで解く手法である。フーリエ基底を用いたスペクトル境界積分方程式法(SBIEM)は、断層形状等に制約があるが、断層面のみを離散化すれば良い点、高速フーリエ変換(FFT)を用いて高速な畳み込み積分が可能な点から、ECSを行う上で現在最も効率的な手法の一つである。本発表では、野田が最近行ったSBIEMを用いたECSの改良に関係する以下の研究を紹介する。
・SBIEMを用いたECSから波数空間での離散化に伴う人工的な周期境界条件の除去
・メモリー変数を用いた多孔質弾性反発(PE)の実装とPEによる余効滑りの可能性


<今後の予定>
2月,3月 お休み
4月15日 飯尾 能久

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© Research Center for Earthquake Hazards.

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