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宇治固体地球コロキウム(6月17日)

宇治固体地球コロキウム(6月17日)

セミナー等

SEMINARS

更新日:2022.06.10

Updated: 2022.06.10

第9回宇治固体地球コロキウムを以下のとおり開催します。


-------------- 第9回 宇治固体地球コロキウム -------------

日 時: 2022年6月17日(金) 午後4時半〜6時
場 所: ZoomによるOnline

講演者: 片尾 浩
Title: 裏山地震学入門
要 旨:
今年3月末から京都府亀岡市付近でM4級の有感地震が多発し、にわかに「全国的」な脚光を浴びているところである。
大阪府北部から京都府中部にかけての『北摂・丹波山地』は定常的に微小地震活動の活発な地域で、京都に住む我々にとって「裏山」と言える身近な地域である。
その活動は特定の活断層に沿うことなく、やや広域で面的な広がりを持ち、長年にわたり微小地震がほぼ一定の発生レートを保って発生しているのが特徴である。
日本列島の他地域で見られる群発地震はたとえ激しくても「ある時始まりやがて終息する」という時空間的に限定されたものだが、一定の活動が長期間持続する例は火山帯近傍以外では例が少ない。現在火山活動の無い近畿地方におけるこのような定常活動は全国的に見ても特異なものと考えられるが、その原因はよくわかっていない。
そのほかにも、北摂・丹波山地のデータを詳しくみると様々な興味深い現象がみられる。かつて渡辺晃先生が「愛すべき箱庭のような」と形容されたその地震活動および地殻構造について概観する。


<今後の予定>
8月5日 山﨑 健一

第9回宇治固体地球コロキウムを以下のとおり開催します。


-------------- 第9回 宇治固体地球コロキウム -------------

日 時: 2022年6月17日(金) 午後4時半〜6時
場 所: ZoomによるOnline

講演者: 片尾 浩
Title: 裏山地震学入門
要 旨:
今年3月末から京都府亀岡市付近でM4級の有感地震が多発し、にわかに「全国的」な脚光を浴びているところである。
大阪府北部から京都府中部にかけての『北摂・丹波山地』は定常的に微小地震活動の活発な地域で、京都に住む我々にとって「裏山」と言える身近な地域である。
その活動は特定の活断層に沿うことなく、やや広域で面的な広がりを持ち、長年にわたり微小地震がほぼ一定の発生レートを保って発生しているのが特徴である。
日本列島の他地域で見られる群発地震はたとえ激しくても「ある時始まりやがて終息する」という時空間的に限定されたものだが、一定の活動が長期間持続する例は火山帯近傍以外では例が少ない。現在火山活動の無い近畿地方におけるこのような定常活動は全国的に見ても特異なものと考えられるが、その原因はよくわかっていない。
そのほかにも、北摂・丹波山地のデータを詳しくみると様々な興味深い現象がみられる。かつて渡辺晃先生が「愛すべき箱庭のような」と形容されたその地震活動および地殻構造について概観する。


<今後の予定>
8月5日 山﨑 健一

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© Research Center for Earthquake Hazards.

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