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宇治固体地球コロキウム(8月4日)

宇治固体地球コロキウム(8月4日)

セミナー等

SEMINARS

更新日:2023.07.31

Updated: 2023.07.31

第16回宇治固体地球コロキウムを以下のとおり開催します。
講演者は西村卓也さんです。
お気軽にご参加下さい。


-------------- 第16回 宇治固体地球コロキウム -------------

日 時: 2023年8月4日(金) 午後4時半〜6時
場 所: ZoomによるOnline


講演者: 西村 卓也
Title: GNSS観測から推定された能登半島群発地震のメカニズム
要旨:
能登半島とその周辺では2007年の能登半島地震(Mj6.9)や1993年の能登半島地震(Mj6.6)など過去に被害地震が発生しているが,2018年頃から始まった能登半島先端部での地震活動は,2023年5月5日にMj6.5という被害地震に発展し,現在でも群発的な地震が続く特異な活動であると言える.この地震活動の特徴の1つとして,顕著な地殻変動を伴っていることが挙げられる.本研究では,国土地理院のGNSS観測点(GEONET)に加え,ソフトバンク株式会社が日本全国の3,300カ所以上に設置した独自基準点と京大防災研・金沢大学の臨時GNSS観測点のデータを用いることにより,地殻変動源を推定した結果を報告する.GNSS観測データのみからユニークにモデルを推定することは難しいが,地震活動やこの地域のテクトニクスも考慮すると,下部地殻から上昇してきた大量の流体が,地下深さ約15kmで透水性の高い断層帯の中で拡散して,断層の開口と非地震性の逆断層すべりを引き起こし,それがさらに断層浅部延長上での活発な地震活動やM6.5の地震を引き起こしたと考えられる.
謝辞:本研究で使用したソフトバンクの独自基準点の後処理解析用データは,ソフトバンク株式会社およびALES株式会社より「ソフトバンク独自基準点データの宇宙地球科学用途利活用コンソーシアム」の枠組みを通じて,ソフトバンク株式会社およびALES株式会社より提供を受けたものを使用しました.


<今後の予定>
 10月20日 澁谷 拓郎

第16回宇治固体地球コロキウムを以下のとおり開催します。
講演者は西村卓也さんです。
お気軽にご参加下さい。


-------------- 第16回 宇治固体地球コロキウム -------------

日 時: 2023年8月4日(金) 午後4時半〜6時
場 所: ZoomによるOnline


講演者: 西村 卓也
Title: GNSS観測から推定された能登半島群発地震のメカニズム
要旨:
能登半島とその周辺では2007年の能登半島地震(Mj6.9)や1993年の能登半島地震(Mj6.6)など過去に被害地震が発生しているが,2018年頃から始まった能登半島先端部での地震活動は,2023年5月5日にMj6.5という被害地震に発展し,現在でも群発的な地震が続く特異な活動であると言える.この地震活動の特徴の1つとして,顕著な地殻変動を伴っていることが挙げられる.本研究では,国土地理院のGNSS観測点(GEONET)に加え,ソフトバンク株式会社が日本全国の3,300カ所以上に設置した独自基準点と京大防災研・金沢大学の臨時GNSS観測点のデータを用いることにより,地殻変動源を推定した結果を報告する.GNSS観測データのみからユニークにモデルを推定することは難しいが,地震活動やこの地域のテクトニクスも考慮すると,下部地殻から上昇してきた大量の流体が,地下深さ約15kmで透水性の高い断層帯の中で拡散して,断層の開口と非地震性の逆断層すべりを引き起こし,それがさらに断層浅部延長上での活発な地震活動やM6.5の地震を引き起こしたと考えられる.
謝辞:本研究で使用したソフトバンクの独自基準点の後処理解析用データは,ソフトバンク株式会社およびALES株式会社より「ソフトバンク独自基準点データの宇宙地球科学用途利活用コンソーシアム」の枠組みを通じて,ソフトバンク株式会社およびALES株式会社より提供を受けたものを使用しました.


<今後の予定>
 10月20日 澁谷 拓郎

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© Research Center for Earthquake Hazards.

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