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宇治固体地球コロキウム(1月19日)

宇治固体地球コロキウム(1月19日)

セミナー等

SEMINARS

更新日:2024.01.17

Updated: 2024.01.17

第19回宇治固体地球コロキウムを以下のとおり開催します。
お気軽にご参加下さい。

同日に,緊急報告会「令和6年能登半島地震の概要とメカニズム」,が開催されることから,時間をいつもよりも30分早めますので,ご注意下さい.


-------------- 第19回 宇治固体地球コロキウム -------------

日 時: 2024年1月19日(金) 午後4時〜5時半
場 所: ZoomによるOnline


講演者: 大見 士朗
Title: 北アルプス南部の地震火山活動と上宝観測所の地域防災への取り組みの紹介
要旨:
本州中央部を富山・新潟県境から岐阜・長野県境に沿って延びる飛騨山脈は、別名北アルプスと呼ばれる日本有数の山岳地帯である。飛騨山脈の立山から乗鞍に至る地域は群発地震の頻発地域であり、防災研究所附属地震災害研究センター上宝観測所が1970年代後半に当地域でテレメータ方式による地震観測を開始して以来、これまで多くの報告がなされてきた。なかでも、1998年と2020年の飛騨山脈南部の群発地震は、観測開始以来、最大級の活動であった。また、地震活動に加え、いわゆる日本アルプス地域(飛騨山脈,木曽山脈,赤石山脈の総称)には,かつては乗鞍火山帯と称されていた火山列がある。ここには、飛騨山脈南方に位置する御嶽山を含め,北から,弥陀ヶ原(立山),焼岳,アカンダナ山,乗鞍岳,御嶽山の5つの活火山が認定されており、2014年の御嶽山噴火災害など、その火山活動でも知られている地域でもある。2020年の群発地震活動では、御嶽山噴火災害以降の、奥飛騨・上高地地区での観測能力の向上とも相まって、近代的な観測の開始以降、同地域では初めての群発地震に伴う明瞭な地殻変動が観測され、これが地下浅部へのマグマ貫入に伴うものであることが示唆された。本発表では、このような北アルプス南部の地震火山活動と、現在進行中の上宝観測所の地域防災への取り組みの一端を紹介する。


<今後の予定>
3月15日 徐 培亮

第19回宇治固体地球コロキウムを以下のとおり開催します。
お気軽にご参加下さい。

同日に,緊急報告会「令和6年能登半島地震の概要とメカニズム」,が開催されることから,時間をいつもよりも30分早めますので,ご注意下さい.


-------------- 第19回 宇治固体地球コロキウム -------------

日 時: 2024年1月19日(金) 午後4時〜5時半
場 所: ZoomによるOnline


講演者: 大見 士朗
Title: 北アルプス南部の地震火山活動と上宝観測所の地域防災への取り組みの紹介
要旨:
本州中央部を富山・新潟県境から岐阜・長野県境に沿って延びる飛騨山脈は、別名北アルプスと呼ばれる日本有数の山岳地帯である。飛騨山脈の立山から乗鞍に至る地域は群発地震の頻発地域であり、防災研究所附属地震災害研究センター上宝観測所が1970年代後半に当地域でテレメータ方式による地震観測を開始して以来、これまで多くの報告がなされてきた。なかでも、1998年と2020年の飛騨山脈南部の群発地震は、観測開始以来、最大級の活動であった。また、地震活動に加え、いわゆる日本アルプス地域(飛騨山脈,木曽山脈,赤石山脈の総称)には,かつては乗鞍火山帯と称されていた火山列がある。ここには、飛騨山脈南方に位置する御嶽山を含め,北から,弥陀ヶ原(立山),焼岳,アカンダナ山,乗鞍岳,御嶽山の5つの活火山が認定されており、2014年の御嶽山噴火災害など、その火山活動でも知られている地域でもある。2020年の群発地震活動では、御嶽山噴火災害以降の、奥飛騨・上高地地区での観測能力の向上とも相まって、近代的な観測の開始以降、同地域では初めての群発地震に伴う明瞭な地殻変動が観測され、これが地下浅部へのマグマ貫入に伴うものであることが示唆された。本発表では、このような北アルプス南部の地震火山活動と、現在進行中の上宝観測所の地域防災への取り組みの一端を紹介する。


<今後の予定>
3月15日 徐 培亮

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© Research Center for Earthquake Hazards.

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