更新日:2022.04.08
Updated: 2022.04.08
応用地球電磁気学ゼミナール(電磁気ゼミ)をご案内いたします。
他分野の方でも興味を持たれた方の参加を広く歓迎いたしますので、皆様ふるってご参加ください。
今回は12月に防災研に着任された畑さんに発表をお願いしております。
注)通常は月曜開催ですが、来週は学事カレンダーに従って火曜開催です。
*・*・*・*・*・*・◆ 電磁気ゼミのご案内 ◆・*・*・*・*・*・*
科目:応用地球電磁気ゼミナール(修士・博士)
日時:2023年1月10日(火) 14:00~
場所:オンライン(Zoom)
発表者: 畑 真紀
題目:
阿蘇カルデラ地下のマグマシステム -MT法データおよびNetwork-MT法データによる3次元比抵抗分布-
要旨:
別府湾から島原半島に至る総延長200kmの領域には,フィリピン海プレートの沈み込みに関連して形成された幅20–30kmの別府-島原地溝が九州を東西に横断しているが,この周辺は,局所的に南北の伸張場であり正断層系が発達している。また,地溝の内部には,阿蘇,九重,由布,雲仙といった第四紀の活動的な火山が形成されている。阿蘇火山(中岳)は,現在においても定期的にマグマ性物質を噴出する火山であるが,270–90ka に起こったAso1–4の大規模な火砕流噴火によって形成された南北25km,東西18kmのカルデラを伴った世界有数の火山である。
本発表では,中岳での定期的な噴火活動の駆動源となっているマグマ溜まり,さらに,カルデラ噴火に至るまでのマグマ溜まりについて,その分布や存在有無を電磁気学的手法の観点から検討することを目的に行った観測(2015-2016年の期間にMT法観測、および、2019-2022年の期間にNetwork-MT法観測),および,それらの観測データを用いて求めた3次元比抵抗構造モデルを基にして,阿蘇カルデラ地下のマグマシステム(マグマ溜まり,マグマの移動経路)について考察した結果を紹介する。
*・*・*・◆*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*◆・*・*・*
※ 今後の予定
01/16 伊藤
01/23 吉村
01/30 乾、石橋(修論発表予行)
応用地球電磁気学ゼミナール(電磁気ゼミ)をご案内いたします。
他分野の方でも興味を持たれた方の参加を広く歓迎いたしますので、皆様ふるってご参加ください。
今回は12月に防災研に着任された畑さんに発表をお願いしております。
注)通常は月曜開催ですが、来週は学事カレンダーに従って火曜開催です。
*・*・*・*・*・*・◆ 電磁気ゼミのご案内 ◆・*・*・*・*・*・*
科目:応用地球電磁気ゼミナール(修士・博士)
日時:2023年1月10日(火) 14:00~
場所:オンライン(Zoom)
発表者: 畑 真紀
題目:
阿蘇カルデラ地下のマグマシステム -MT法データおよびNetwork-MT法データによる3次元比抵抗分布-
要旨:
別府湾から島原半島に至る総延長200kmの領域には,フィリピン海プレートの沈み込みに関連して形成された幅20–30kmの別府-島原地溝が九州を東西に横断しているが,この周辺は,局所的に南北の伸張場であり正断層系が発達している。また,地溝の内部には,阿蘇,九重,由布,雲仙といった第四紀の活動的な火山が形成されている。阿蘇火山(中岳)は,現在においても定期的にマグマ性物質を噴出する火山であるが,270–90ka に起こったAso1–4の大規模な火砕流噴火によって形成された南北25km,東西18kmのカルデラを伴った世界有数の火山である。
本発表では,中岳での定期的な噴火活動の駆動源となっているマグマ溜まり,さらに,カルデラ噴火に至るまでのマグマ溜まりについて,その分布や存在有無を電磁気学的手法の観点から検討することを目的に行った観測(2015-2016年の期間にMT法観測、および、2019-2022年の期間にNetwork-MT法観測),および,それらの観測データを用いて求めた3次元比抵抗構造モデルを基にして,阿蘇カルデラ地下のマグマシステム(マグマ溜まり,マグマの移動経路)について考察した結果を紹介する。
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※ 今後の予定
01/16 伊藤
01/23 吉村
01/30 乾、石橋(修論発表予行)
© Research Center for Earthquake Hazards.
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