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電磁気ゼミ 11/30

電磁気ゼミ 11/30

セミナー等

SEMINARS

更新日:2020.05.15

Updated: 2020.05.15

  • 開催場所:オンライン(Zoom)
  • Place: オンライン(Zoom)
  • 開催日時:2020年11月30日(月)
  • Date and Time: 2020年11月30日(月)

応用地球電磁気学ゼミナール(電磁気ゼミ)をご案内いたします。
奮ってご参加ください。

*・*・*・*・*・*・◆   電磁気ゼミのご案内   ◆・*・*・*・*・*・*

科目:応用地球電磁気ゼミナール(修士・博士)
日時:2020年11月30日 14:00~
場所:オンライン(Zoom)

発表者: 山下凪(兵庫県立大)
タイトル: 地球統計学に基づくMT応答関数の空間分布の把握とその活用
要旨:
 MT法では、周波数に伴って変化する見掛け比抵抗や位相(MT応答関数、MTレスポンス)の特徴に基づいて、地下の比抵抗構造の推定を行ってきた。特に近年では、地表付近の小スケール不均質による影響(スタティック・ディストーション)を低減するために、インピーダンスの回転不変量(Zssq)に基づいた地下比抵抗構造の解析が進められつつある。
 しかしながら、Zssqの空間分布の特性、特に水平方向の分布特性については、議論されていない。
 そこで本研究では、2次元的な比抵抗構造を仮定して、数値計算よって得られたMT応答関数(Zssq)の空間的な分布を求め、これらの分布の特徴を定量化した。ここでは地球統計学的手法のうちのヴァリオグラムを用 いて、MT応答関数の空間相関性を調査した。本研究では合計5種類の地下構造モデルを想定し、3種類の異なる周波数に対して、それぞれのZssqの見掛け比抵抗分布や位相分布について空間的な連続性の比較を試みた。 さらに、1つのモデルの見かけ比抵抗に、数値でstatic shiftを与えることによる、双方の空間分布の変化を調査した。
 その結果、見掛け比抵抗と位相の空間的な波長には、単純な相関性はないが、見かけ比抵抗は位相よりも空間的連続性のある範囲が大きいことが分かった。そして、static shiftを与えると、見かけ比抵抗は位相に比べて、空間的連続性の範囲が大きく縮んだ。このような見掛け比抵抗と位相の空間分布の関係に着目すると、実際のMT探査によくみられるスタティックシフトの度合いについて、議論ができる可能性がある。本研究では、static shiftを与えたsyntheticモデルを用いて、Zssqの空間分布特性を調査し、スタティックシフト量の推定とその補正を試みたので、これについても報告する。

 

今後の予定
12月07日 林智恒
12月14日 (兵庫県立大)
12月21日 宇津木充
01月04日 吉村令慧
01月11日 休日
01月18日 公聴会期間のため休み
01月25日 藤浩明
02月01日 山崎健一

 

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応用地球電磁気学ゼミナール(電磁気ゼミ)をご案内いたします。
奮ってご参加ください。

*・*・*・*・*・*・◆   電磁気ゼミのご案内   ◆・*・*・*・*・*・*

科目:応用地球電磁気ゼミナール(修士・博士)
日時:2020年11月30日 14:00~
場所:オンライン(Zoom)

発表者: 山下凪(兵庫県立大)
タイトル: 地球統計学に基づくMT応答関数の空間分布の把握とその活用
要旨:
 MT法では、周波数に伴って変化する見掛け比抵抗や位相(MT応答関数、MTレスポンス)の特徴に基づいて、地下の比抵抗構造の推定を行ってきた。特に近年では、地表付近の小スケール不均質による影響(スタティック・ディストーション)を低減するために、インピーダンスの回転不変量(Zssq)に基づいた地下比抵抗構造の解析が進められつつある。
 しかしながら、Zssqの空間分布の特性、特に水平方向の分布特性については、議論されていない。
 そこで本研究では、2次元的な比抵抗構造を仮定して、数値計算よって得られたMT応答関数(Zssq)の空間的な分布を求め、これらの分布の特徴を定量化した。ここでは地球統計学的手法のうちのヴァリオグラムを用 いて、MT応答関数の空間相関性を調査した。本研究では合計5種類の地下構造モデルを想定し、3種類の異なる周波数に対して、それぞれのZssqの見掛け比抵抗分布や位相分布について空間的な連続性の比較を試みた。 さらに、1つのモデルの見かけ比抵抗に、数値でstatic shiftを与えることによる、双方の空間分布の変化を調査した。
 その結果、見掛け比抵抗と位相の空間的な波長には、単純な相関性はないが、見かけ比抵抗は位相よりも空間的連続性のある範囲が大きいことが分かった。そして、static shiftを与えると、見かけ比抵抗は位相に比べて、空間的連続性の範囲が大きく縮んだ。このような見掛け比抵抗と位相の空間分布の関係に着目すると、実際のMT探査によくみられるスタティックシフトの度合いについて、議論ができる可能性がある。本研究では、static shiftを与えたsyntheticモデルを用いて、Zssqの空間分布特性を調査し、スタティックシフト量の推定とその補正を試みたので、これについても報告する。

 

今後の予定
12月07日 林智恒
12月14日 (兵庫県立大)
12月21日 宇津木充
01月04日 吉村令慧
01月11日 休日
01月18日 公聴会期間のため休み
01月25日 藤浩明
02月01日 山崎健一

 

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© Research Center for Earthquake Hazards.

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