更新日:2020.05.15
Updated: 2020.05.15
応用地球電磁気学ゼミナール(電磁気ゼミ)をご案内いたします。
奮ってご参加ください。
今年度最後のゼミとなります。
*・*・*・*・*・*・◆ 電磁気ゼミのご案内 ◆・*・*・*・*・*・*
科目:応用地球電磁気ゼミナール(修士・博士)
日時:2021年2月1日 14:00~
場所:オンライン(Zoom)
発表者: 山﨑健一
タイトル:断層運動から応力磁気効果により生じる地磁気変化場の弾性構造依存性、および地表変位場との相違
要旨:
断層運動やマグマの貫入に伴って観測される地磁気変化の事例の多くは応力磁気効果(応力変化による岩石磁化の変化)によるものと解釈されている。観測される磁場変化量と理論にもとづき計算された磁場変化量
との一致がその根拠である。しかし、ほとんどの計算では地殻が半無限一様弾性媒質であると仮定されており、この仮定を緩めた場合については、全くではないがあまり調べられていない。
本研究では、層構造弾性媒質中の食い違い変位源から生じる応力磁気効果を見積もる準解析的手順を構築して、これを用いて得られるいくつかの数値例を検討した。その結果、半無限媒質を仮定して見積もられた磁
場変化量は過小評価となる傾向があり、弾性不均質を正しく考慮した場合には観測値と理論値との定量的一致は失われる可能性があるという結論を得た。
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科目:応用地球電磁気ゼミナール(修士・博士)
日時:2021年2月1日 14:00~
場所:オンライン(Zoom)
発表者: 山﨑健一
タイトル:断層運動から応力磁気効果により生じる地磁気変化場の弾性構造依存性、および地表変位場との相違
要旨:
断層運動やマグマの貫入に伴って観測される地磁気変化の事例の多くは応力磁気効果(応力変化による岩石磁化の変化)によるものと解釈されている。観測される磁場変化量と理論にもとづき計算された磁場変化量
との一致がその根拠である。しかし、ほとんどの計算では地殻が半無限一様弾性媒質であると仮定されており、この仮定を緩めた場合については、全くではないがあまり調べられていない。
本研究では、層構造弾性媒質中の食い違い変位源から生じる応力磁気効果を見積もる準解析的手順を構築して、これを用いて得られるいくつかの数値例を検討した。その結果、半無限媒質を仮定して見積もられた磁
場変化量は過小評価となる傾向があり、弾性不均質を正しく考慮した場合には観測値と理論値との定量的一致は失われる可能性があるという結論を得た。
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© Research Center for Earthquake Hazards.
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