更新日:2020.05.15
Updated: 2020.05.15
応用地球電磁気学ゼミナール(電磁気ゼミ)をご案内いたします。
奮ってご参加ください。
*・*・*・*・*・*・◆ 電磁気ゼミのご案内 ◆・*・*・*・*・*・*
科目:応用地球電磁気ゼミナール(修士・博士)
日時:2020年6月1日 14:00~
場所:オンライン(Zoom)
発表者: 今村尚人(オレゴン州立大)
タイトル:
機械学習を用いた地磁気永年変化の経年成分の推定
要旨:
地磁気経年変化の起源として、地球コアのねじれ振動が理論的な予想として提案され、電磁流体波モードの存在が示唆されている。また、Gillet(2019)による結果から1940-2010年のデータをモデル化すると、コア流体には数年程度の固有周期を持つ波動がありそうなことが近年わかってきた。しかしながら、1999年以前の地磁気データには衛星データが存在しないため、磁気圏の電流系をモデル化することが困難であり、外部擾乱(静穏日変化、サブストーム、地磁気嵐)の影響を取り除いたデータを得るのが難しいという問題点がある。そこで本発表では新たに機械学習を用いた手法により衛星時代(1999年以降)のデータをモデル化し、過去(1957-1999年)の外部擾乱を再現することを試みた。テストデータとして2001年以降のデータを訓練データとし、2000年11月のデータを予測した。その結果、外部擾乱がX, Z成分に与える影響はよく予測できていることがわかった。本手法を1957-1999年データに適用し、外部擾乱の影響を取り除いた主磁場データを作成することができた。その結果、X成分については外部擾乱を除去することで主磁場のばらつきをよく抑えられていることがわかった。
今後の予定
6月08日 佐藤真也(工学研究科)
6月15日 鈴木健士
6月22日 山崎健一
6月29日 南拓人(神戸大学)
7月06日 山下凪(兵庫県立大学)
7月13日 休み(JpGU)
7月20日 林智恒
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科目:応用地球電磁気ゼミナール(修士・博士)
日時:2020年6月1日 14:00~
場所:オンライン(Zoom)
発表者: 今村尚人(オレゴン州立大)
タイトル:
機械学習を用いた地磁気永年変化の経年成分の推定
要旨:
地磁気経年変化の起源として、地球コアのねじれ振動が理論的な予想として提案され、電磁流体波モードの存在が示唆されている。また、Gillet(2019)による結果から1940-2010年のデータをモデル化すると、コア流体には数年程度の固有周期を持つ波動がありそうなことが近年わかってきた。しかしながら、1999年以前の地磁気データには衛星データが存在しないため、磁気圏の電流系をモデル化することが困難であり、外部擾乱(静穏日変化、サブストーム、地磁気嵐)の影響を取り除いたデータを得るのが難しいという問題点がある。そこで本発表では新たに機械学習を用いた手法により衛星時代(1999年以降)のデータをモデル化し、過去(1957-1999年)の外部擾乱を再現することを試みた。テストデータとして2001年以降のデータを訓練データとし、2000年11月のデータを予測した。その結果、外部擾乱がX, Z成分に与える影響はよく予測できていることがわかった。本手法を1957-1999年データに適用し、外部擾乱の影響を取り除いた主磁場データを作成することができた。その結果、X成分については外部擾乱を除去することで主磁場のばらつきをよく抑えられていることがわかった。
今後の予定
6月08日 佐藤真也(工学研究科)
6月15日 鈴木健士
6月22日 山崎健一
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© Research Center for Earthquake Hazards.
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