応用地球電磁気学ゼミナール（電磁気ゼミ）をご案内いたします。
奮ってご参加ください。

*・*・*・*・*・*・◆　　　電磁気ゼミのご案内　　　◆・*・*・*・*・*・*

科目：応用地球電磁気ゼミナール（修士・博士）
日時：2021年6月7日　14：00～
場所：オンライン(Zoom)

発表者： 乾太生
論文紹介：
Yougxin Gao et al. (2020)
Coseismic electric and magnetic signals observed duaring 2017
Jiuzhaigou M­w­ 6.5
earthquake and explained by electrokinetics and magnetometer rotation
Geophys. J. Int., 223, 1130-1143
要旨：
地震波に伴う非常に明瞭な地震時電磁場信号が中国西部にて発生した2017年Mw6.5九塞溝地震のときに観測された．観測された電磁場信号の生成メカニズムを理解するために，3つのメカニズム（界面動電現象，電磁誘導，コイル磁力計の回転効果）をもとにこの地震に対する電磁応答をモデル化し，観測データと比較した．その結果，界面動電現象は観測された電場の波形と振幅の両方とも説明できるが，レイリー波に伴う磁場を説明することができなかった．電磁誘導は，観測データより非常に弱い電場変動・磁場変動が予想されるため，地震波に伴う電場データと磁場データのどちらも説明できなかった．磁力計の回転に起因する磁場変動は，振幅が観測データよりも2分の1から4分の1大きさであるが，波形は観測データと一致した．これは，界面動電現象が地震波に伴う電場生成の原因であり，コイル磁力計の回転が地震波に伴う磁場変動の主な原因と考えられることを示唆する．

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今後の予定
06月14日　吉村令慧
06月21日　TBD
06月28日　山崎健一
07月05日　吉村・山﨑
07月12日　林智恒
07月19日　乾太生
07月26日　石橋桜